150131 sansaku rogo T.jpg散策しているような日常のなかで、素晴らしいものが見つけられたらうれしい。
そんなことを考えながらブログを書いています。

2006年10月27日

曽根麻矢子 J.S.バッハ連続演奏会Z


061026 Sone Bach 7.jpg曽根さんのバッハ連続演奏会も今回で7回目。
画像の右にあるワインは公演後にメルシャンさんから頂きました。(もう飲んじゃったけど・・・)

年2回のコンサートも第1回と比べると少しずつ変化しています。

今回はゲストトークが開演当初と休憩明けにありました。
「このプログラム(演奏曲)が高校生時代を思い出させる」とのことで、高校生時代に教わった先生をトークゲストに迎えていました。
樋口先生(明治学院大学教授)と約15分間のトーク。2人の出会いとその後のエピソードが聞けました。ユニークな話で面白かった。
そういえば、樋口先生を拝見するのは凄く久しぶりです。相変わらずの活躍をされているようです。

それに、曽根さんが各曲の演奏前に簡潔な解説をしてくれました。これにはビックリ。凄いなぁ。


曽根麻矢子 チェンバロ・リサイタル
J.S.バッハ連続演奏会Z(全12回)

J.S.バッハ(もちろん全曲)
「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」より
  嬰ト短調 BWV863
  変ロ長調 BWV866
  イ短調 BWV865
  ニ長調 BWV850
  ヘ短調 BWV857
  ヘ長調 BWV856
   ・・・・・・・・・・・・
「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」より
  嬰ハ短調 BWV849
  イ長調 BWV864
  嬰ヘ短調 BWV859
  嬰ヘ長調 BWV858
  ホ長調 BWV854
  ロ短調 BWV869
トッカータ ホ短調 BWV914

<アンコール>
モーツァルト   組曲ハ長調 K.399より  アルマンド

ゲスト  樋口隆一
会 場  浜離宮朝日ホール (2006年10月26日)


曽根さんがバッハのことを調べ始めた高校生のとき。当時、市民講座で教えていたドイツ帰りのバッハ研究者・樋口先生のところに行ったのが出会いだったそうです。
好奇心旺盛だったんですね、そのときから。
樋口先生からは、楽譜にあるが「絶対に弾けない音」「楽器の性能上続かない音」は現実にない音でも、それが必然である場合「必ず人間の頭の中で響いている」ものなのだ、と話がありました。う〜〜ん、私にはそんな高級な頭脳は持ち合わせがないような・・・。(先生が言っているのは、そういう意味じゃない!?)

トークが終わると、すぐに(休憩なしで)演奏が始まりました。

前回に続いて、「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」から12曲の演奏。今回で全曲演奏したことになります。

プログラムから引用します。
『1オクターブにふくまれる12の音の全てに基づく長調と短調による24曲の前奏曲とフーガを集めるというこの画期的な曲集をバッハが編纂したのは1722年のことだった。・・・(中略)・・・中全音律という当時の鍵盤楽器の調律法では、調号でいうとシャープとフラットがそれぞれ3個、場合によってせいぜい4個までの調性のみが美しく響き、それ以上になると濁ってしまうという問題があった・・・(中略)・・・こんにちの平均律に近い調律法の試みが提唱されたのは、こういう事情による。バッハの《平均律クラヴィーア曲集》の原題は Das Wohltemperiete Klavier だが、これを直訳すると「快く調律されたクラヴィーア」ということになる。バッハ自身も、そうした快く響く調律の名人であったことが知られている。・・・(以下略)・・・』(樋口先生の解説から)
バッハが調律の名人だったとは知りませんでした。
名人だからこそ全12音階を基にした曲作りが可能だったと。この曲集は、バッハならではの24曲だということらしいです。
実験的なものだったのかもしれませんが、曲それぞれが個性的で美しいことも事実です。

曲全体を俯瞰させることも出来るような、聴いていて心地よい演奏でした。「平均律」のような難しい曲も、このように聴かせてくれる。凄いなあ。


「トッカータ」は一転して、遊びのある楽しげな曲。
曽根さん曰く「バッハが調律しているときに即興で作ったような曲」。
プログラムを変更して、最後にもってきたのは、楽しげな曲を聴いて帰路についてもらいたいと言う計らいか?


アンコールの曲は、曽根さん曰く「モーツァルトがバッハみたいな曲を作りたいと思って書いたような」曲。
そうなのかしら・・・。難しいことを言いますね。


次回は来年の5月。
「平均律クラヴィーア曲集第2巻」より
「トッカータ ト短調」 BWV915
「トッカータ ニ短調」 BWV913
楽しみです。

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