
今回は盛り沢山なプログラム。前回とは違って、お話は少なく、演奏に没頭されていました。
それでも、2時間を越える演奏会。
曽根さんも 「こんなに長くなるとは・・・」 と言っていました。(笑)
パンフに 『今までの演奏会ではピッチを415で調律していましたが、「半音低いのが聴き慣れない」というか方も多いかなと思い、今回は440で調律を用意しました』 とありました。今まではCD用に録音もしていた関係もあって、バロック調のピッチにしていたのかしら(前回から録音はしていないようです)。
私は、どちらでも違和感はないのですが(そこまで耳が良くないしw)、バロックが好きな方はどうだったのかな?
曽根麻矢子チェンバロリサイタル
J.S.バッハ連続演奏会 [ (全12回)
J.S.バッハ(もちろん全曲・アンコールは除く)
インヴェンションとシンフォニア BWV772-BWV801
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
平均律クラヴィーア曲集 第2巻 第6番 ニ短調 BWV875
トッカータ ニ短調 BWV913
平均律クラヴィーア曲集 第2巻 第15番 ト長調 BWV884
トッカータ ト長調 BWV916
平均律クラヴィーア曲集 第2巻 第16番 ト短調 BWV885
トッカータ ト短調 BWV915
<アンコール>
フランソワ・クープラン クラヴサン曲集第6オルドガから
レ バリケード ミステリウーズ (神秘なバリケード)
レ ベルジュリー
会 場 浜離宮朝日ホール (2007年5月26日)
『インヴェンションとシンフォニア』 は、15曲ずつ30曲(!)。
15曲、続けて演奏されていました。凄い集中力。
美しい曲です。チェンバロで演奏するとこうなるのか、と興味津々でした。
15曲は2旋律、後の15曲は3旋律で構成されているとの説明がありました。面白いですね。
平均律、トッカータ共に楽しい曲。
曽根さんは、楽しそうに演奏されるので、視覚的にもウキウキします。
アンコールは、大クープランの曲。2曲目の「レ ベルジュリー」は初めて聴く曲でした。
フランソワ・クープラン(François Couperin 1668〜1733)フランスのバロック音楽の巨匠、作曲家。クラヴサン曲は4巻、第27まであり、小品200曲を超えるそうです。
今回は多くの曲を披露してくれて、チェンバロの世界に浸ることが出来ました。幸せな時間を過ごせて嬉しかった。
次の第9回目の演奏会は、10月25日。
平均律クラヴィーア曲集第2巻第2番、第21番と、パルティータ第1番、第2番の予定とのこと。
今から楽しみです。
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