
先週の火曜日(6月26日)に観てきました。
見終わったときに感じたのは、“人によって感想が激しく違うのだろうなぁ”ということ。
ある程度はどのお芝居にもいえることだとは思うのですが、このお芝居での観客間の温度差は劇場内の空気に出てしまうほど。
出演者のファンの方は楽しかったと思います。
お笑い好きの方は、物足りなかったのでは?
お芝居好きの方は、微妙だったかもしれません。
「ぶるー・ブルー・バースディ」
作 廣岡豊
演 出 矢野義幸
出 演
いしだ壱成 中澤裕子 住田隆 大口兼悟 須藤温子
蛭子直和 佐渡稔 ほか
会 場 東京芸術劇場 小劇場2 (2007年6月22日〜7月2日)
日替わりで、お笑い芸人の方がでます。
私が観た回は、面白かったですよ。コンビ名は忘れてしまいましたが。(失礼をば)
住田隆さん、佐渡稔さんなどのベテラン役者が出ていることもあって、安心して見ていられました。
ただ、舞台にしては臨場感がいまひとつだったようなきがします。細かい設定にも丁寧さが見られなかった。
例えば、劇中にでてくるダイナマイトの扱い方も稚拙。盗んできたダイナマイトの導火線に火をつける? いつの時代の話しなんだか(笑) 調べればすぐに分かることなのに・・・。まあ、演出上の都合なのでしょうが。
そういう意味で、突っ込みところ満載です。
TVコントなら良いけど、入場料を取って見せるには緻密さが足りないのではないかと思うけど、どうでしょうか?
喜劇でも最低限のリアリティーは必要ですよ。
役者さんたちは、ご自分のポジションをよく理解していて、上手く回っていました。客の笑わせ方も上手。
そういう意味では、いい舞台になっていると思います。
今日が楽日だったので、思いついたままに書かせていただきました。
失礼しました。