
今年は、オペラ「スペードの女王」のチケットが手に入ったので、久しぶりに松本へ。

会場内では、グッズの販売などもしていました。プログラム(2000円)を購入。
ワインサービスがあったので、いただきながら開演を待つことに。
開演15時〜終演19時、4時間(休憩2回)の公演。
長時間を感じさせない、素晴らしい内容。
圧巻でした。
キャスト、演奏、合唱とも良かった。
“メトロポリタン歌劇場所有プロダクションを使用”しているそうで、重厚感豊かな衣装にも目を見張りました。
サイトウ・キネン・フェスティバル 松本
チャイコフスキー オペラ「スペードの女王」
指 揮 小澤征爾
演 出 デイヴィッド・ニース
装置・衣裳 マーク・トンプソン
照 明 高沢立生
振 付 マーカス・バグラー
キャスト
ゲルマン ・・・・・・・・・ ウラディーミル・ガルージン
リーザ ・・・・・・・・・・・ オルガ・グリャーコワ
伯爵夫人 ・・・・・・・・ ラリサ・ディアートコワ
エレツキー公爵 ・・・・ スコット・ヘンドリックス
トムスキー伯爵/プルータス
・・・・・・・・・・ マーク・デラヴァン
チェカリンスキー ・・・・ ジョン・ダスザック
ポリーナ/ダフニス ・・・ スザナ・ポレツキー
家庭教師 ・・・・・・・・・ イリーナ・チスチャコーワ
スーリン ・・・・・・・・・・ 山下浩司
マーシャ ・・・・・・・・・・ 黒木真弓
チャプリツキー/儀典長
・・・・・・・・・・ 大槻孝志
クロエ ・・・・・・・・・・・・ 安藤赴美子
ナルーモフ ・・・・・・・・ 成田眞
合 唱 東京オペラシンガーズ
演 奏 サイトウ・キネン・オーケストラ
会 場 まつもと市民芸術館 主ホール (2007年8月26日、28日、31日、9月2日)
(メトロポリタン歌劇場所有プロダクションを使用)
オリジナル演出 エライジャ・モシンスキー
チャイコフスキーのオペラ「スペードの女王」は、プーシキンの短編小説が原題になっています。
ギャンブラーの破滅を示唆的に物語っている秀作。
決して明るいお話ではありませんw。
チャイコフスキーの音楽が、この物語を華麗な世界へ誘っています。

オケの良さは言うまでもなし。
良い演奏と舞台は、総合芸術といわれるオペラの面白さを再確認させてくれた。
ゲルマン役のガルージン、リーザ役のグリャーコワ、伯爵夫人役のディアートコワ、特にこの3人の歌唱は絶品。
聴かせてくれました。
残念だったのは、フライングで拍手があったこととフラッシュをたいてまで撮影をしていた人が多かったこと。これには驚きました。マナーは守りましょう!!
ある人に聞いたのですが、先の小澤征爾さんが体調を崩された時から、フェスティバルの後継者問題が話題に上るようになっているそうです。
小澤さんの後を任せられる才能とカリスマ性、財政面で大きな部分を担っているスポンサーの受容、などなど難しい条件を満たしていてフェスティバルに関心をもっている音楽家が見当たらないとのこと。
いましばらくは、小澤さんに頑張ってもらうしかないのかもしれません。
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