
「ドン・ジョヴァンニ」「トリスタンとイゾルデ」「モーゼとアロン」のプログラムがあったのですが、3つとも行くのは無理(チケが高いのでw)。
悩んだ末に「トリスタンとイゾルデ」を選びました。
結果的には、選択は正解だったのではないかしら。
素晴らしいオペラでした。
キャストが豪華。
オーケストラにも魅了されました。
前奏曲が始まるのと同時に惹き込まれました。
ちなみに、午後5時開演。2回の休憩を挟み、カーテンコール終了が10時37分。
5時間30分の公演でした。(長いですねw)
ベルリン国立歌劇場
「トリスタンとイゾルデ」
作 曲 リヒャルト・ワーグナー
指 揮 ダニエル・バレンボイム
演 出 ハリー・クプファー
キャスト
トリスタン ・・・・・・ クリスティアン・フランツ
マルケ王 ・・・・・・・ ルネ・パペ
イゾルデ ・・・・・・・ ワルトラウト・マイヤー
クルヴェナル ・・・・・ ロマン・トレケル
メロート ・・・・・・・ ライナー・ゴールドベルク
ブランゲーネ ・・・・・ ミシェル・デ・ヤング
牧童 ・・・・・・・・・ フロリアン・ホフマン
舵手 ・・・・・・・・・ アルットゥ・カターヤ
船乗り ・・・・・・・・ パヴォル・ブレスリク
ベルリン・シュターツカペレ
ベルリン国立歌劇場合唱団
会 場 NHKホール(2007年10月11日、14日、17日)
神奈川公演 10月8日 神奈川県民ホール
○他演目公演
<ドン・ジョヴァンニ>
9月28日、30日、10月2日、6日 東京文化会館
<モーゼとアロン>
10月15日、18日、20日 東京文化会館

舞台上は、大きな翼のモニュメントがあります。
最後まで、この“翼”が舞台になります。
色合いが暗い。モノトーンの世界になっています。
話が明るいものではないので当然ですね。
オーケストラが綺麗で厚みのある音楽を奏でます。
舞台上との息もピッタリ。
ワーグナー自身が絶賛したという曲も聴きどころ満載でした。
半音進行が印象的な“トリスタン和音”“無限旋律”。前奏曲が美しい。
パンフに書いてあった『移行技法』について素人の私には良く分かりませんが、長大な場面を見るにつけワーグナーの意図が分かったような気がしました。
王様役のルネ・パペさんとイゾルデ役のワルトラウト・マイヤーさんが素晴らしかった。
行ってよかった。(嬉!)
「トリスタンとイゾルデ」についいて
3幕からなる楽劇。1857年から1859年にかけて作曲されました。
音楽的に完成度が高く、特に前奏曲と第3幕の最後にあるイゾルデの「愛の死」は多くの人に愛されています。
舞台は、第1幕は船上、第2幕はマルケ王の城、第3幕はトリスタンの城。トリスタンとイゾルデの悲劇的な恋愛劇(?)になっています。
ところで、
NHKホールは好きなホールではありません。音響が好みではないのと、なぜかマナーが悪い人と遭遇することが多い。(どうしてだろう?)
今回も私の近くにいた客(デブのオッサン)のマナーがあまりにも悪く、集中が途切れそうになったのが残念(怒!)。
私にとって、NHKホールは鬼門なのかなぁ・・・。(笑)
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