平成19(2007)年の世界と日本の年平均気温について(速報)気象庁のHPでグラフを見ると、考えさせられます。(速報本文:pdfファイル)
概要
2007年の世界の年平均気温の平年差は+0.29℃で、統計開始以来6番目に高い値となる見込みです。また、陸域のみの世界の年平均地上気温の平年差は+0.67℃で、最も高くなる見込みです。
2007年の日本の年平均気温の平年差は+0.85℃で、4番目に高い値となる見込みです。
(2007年12月13日 気象庁発表)
今、インドネシア・バリで行われている気候変動枠組み条約の第13回締約国会議(COP13)が温室効果ガスなどの削減数値の目標を明記するか否かでEUと米国が激しく対立、頓挫しそうな状況らしい。また、例によって、中国が訳の分からんことを言っているとも。
驚いたことに、米国とカナダに同調するかのように日本も数値目標明記に反対しているとか。先進国だけに数値目標を課すことに反発しているのだそうだ。
大方、経産省が代表団に横槍を入れて米国の尻馬に乗らせているのだろう。経産省も、環境問題の研究者などに圧力ばっかりかけてないで、これがビジネスチャンスだと方針の方向転換ができないものだろうか?
とにかく、バリの会議で枠組みだけでも決定して、先に進めて欲しいものです。