150131 sansaku rogo T.jpg散策しているような日常のなかで、素晴らしいものが見つけられたらうれしい。
そんなことを考えながらブログを書いています。

2008年11月26日

国籍法の改正(改悪?)

色々と取り上げられていることですが・・・思ったことを。

今年6月、外国人女性と婚姻関係にない日本人男性との間に生まれた子に日本国籍が与えられなかった国籍法の規定は違憲である、という最高裁判決がくだされました。
この判例について、意見はありません。この事例については合理的な判断を下されたのでしょう。
これを受けて、政府(国会)が国籍法の改正をすることにも全く異論はない。改正によって助けられる子がいると思います。

今の規定では、胎児認知(出生前に父親(日本人)が認知)するか、生後認知(出生後の認知)及び両親の正式な婚姻をすることが日本国籍取得には必要です。つまり、出生後に認知された場合は、両親の婚姻が日本国籍取得の条件となるわけです。
判例では、この婚姻を必要としている規定が違憲とされたわけです。

改正案は、この婚姻の条件を削除して、「外国人女性が生んだ子は、日本人男性が認知すれば日本国籍を取得できる」としています。
たとえば、子供と関係のない日本人男性が一定の手続きをして、その子を認知してしまった場合、日本国籍を取得できることになっている。
この改正案に反対する人たちが多くいるのも理解できます。
闇の世界では、子供や女性が売り買いされている現実があります。その中で、不法に日本人男性に金を払ったり、脅したりして認知させる、日本国籍売買ビジネスというものが出現しそうで怖い。
じつは日本の国籍は、その信用性から高値で売買されているらしい。その助長になることを心配しているわけです。

万が一、どこの国とは言いませんが、かの国の人が年間数万人の規模で日本国籍を取得してきたらどうするのだろう?
隣国に拝金主義者が横行しているところがあることに、日本の不幸があるのかもしれません。

親子関係を科学的根拠(DNA鑑定など)で証明する方法を求めるべきだという考えもあるようです。しかし、国家がそこまでプライバシーに立ち入ってよいのか? 私には疑問があります。
親子関係、家族のことに国家が介入してよいのかは、否と言うべきです。
基本的な価値観が多様であることは、悪いことではありません。国家が一律の基準で判断すべきことでもない。
人を思いやり、気遣い、幸せを考える人たちが、それぞれのやり方で暮らしていると思います。日本は、そういう心情を大切にしている国だと思うし、そうあって欲しい。
そこには基準なんてありません。

人の心、尊厳を損なうようなことになる危険性も十分に考えて欲しいのです。

判例の趣旨のように、法の下での平等は堅持しなければなりません。子供が差別を受けたり、幸せになる妨げを不当に受けるようなことがあってはならない。
それとは別のところで、その逆手を取るような悪辣なビジネスを許してはならない。
願わくは、きめ細かな対応、有効な防止策と、事後(不法取得が発覚したとき)の施策をカッチリとやって欲しい。



posted by MOTO at 04:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言・2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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