
サントリーホールの大ホールでギター・リサイタル。客席は、ほぼ満席。凄い人気ですね。
10月末にリリースしたアルバム「プレイズ・バッハ」の収録曲を中心にプログラムが組まれていました。
パルティータの2番・シャコンヌは色々な楽器で演奏されていますが、ギターで聴くのは初めてでした。編曲の巧みさと演奏の巧みさに聞き惚れました。
ゲストの一噌幸弘さんは能楽家。和楽器との組み合わせは面白かったのですが、ただでさえチューニングが複雑なバッハ、和と洋の音階の違いもあって難しいことになっていました。聴いていて、ハラハラしたww。
ある意味、冒険でしたね。
アンコールを含めて、3曲共演されました。
ヴィラ=ロボスの曲も演奏してくれました。モダニズム的な印象を持っていたのですが、古典的な曲も作られていたのですね。
「5つの前奏曲」は4番、2番、5番、3番、1番の順番でした。面白かった。
エイトル・ヴィラ=ロボス(Heitor Villa-Lobos 1887〜1959)はブラジル出身の作曲家です。大変多くの曲を作っていて、ブラジル人らしくギター曲もいくつか残されています。
「ブラジル風バッハ」「G線上のアリア」は学生さんで組まれた弦楽アンサンブルと競演。
11人の学生さん、頑張っていました。
アンコールは3曲。聴きなれたバッハの曲を楽しく聴かせていただきました。
2時間半超えの演奏会。良い時間を過ごすことができて嬉しかった。
村治佳織 ギター・リサイタル
plays J.S.BACH
J.S.バッハ リュート組曲第4番 BWV1006a
J.S.バッハ パルティータ第2番ニ長調 BWV1004
J.S.バッハ フルートと通奏低音のためのソナタ
ホ短調 BWV1034
ヴィラ=ロボス 5つの前奏曲
ヴィラ=ロボス ブラジル風バッハ第5番〜アリア(カンティレーナ)
J.S.バッハ G線上のアリア
<アンコール>
J.S.バッハ 目覚めよ、と呼ぶ声あり
J.S.バッハ 管弦楽組曲第2番『バディネリ』より「地中海の舞踏」
J.S.バッハ 主よ、人の望みの喜びよ
ギター 村治佳織
能 管 一噌幸弘
弦楽アンサンブル Vi:6 Va:2 Vc:2 Cb:1
会 場 サントリーホール大ホール(2008年12月7日)
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