
選挙のときから財源はどうするのよ? といわれた民主党の政策。
来年度予算編成タイムリミットとの兼ね合いで、荒っぽいことになりそうだなと印象強く見せられた「事業仕分け」。なんだか、公開財源集めパフォにしか見えないというのは穿った見方でしょうかねw。
もちろん、世間で評判の良い「事業仕分け」、評価すべき・・・だよね。
学生だったとき(大昔ですw)、1970〜80年頃のアメリカのある住宅政策について調べたことがありました。それは大雑把に言うと建設された住宅の居住者は富裕層から次第に低所得者層に移り変わっていくというプロセスを基本にしていました。住宅の市場が活発でなアメリカですから、経年で老朽化したり時代遅れな設備になっていくと居住者層が上から下に移り変わる。従って、建設される上質な住宅に対して手厚い施策を行なえば、結果的に低所得者層の住宅対策にもなるのだという・・・・・・住宅のフィルタリングという言い方をしていたと記憶しています。
調べろといった教授に「これはダメですよ、日本には馴染まない」とレポートを出したww。
考えてみると、日本の経済対策は企業、事業に投資することで最終的には国民も利益を得るというものだとも思えます。国費投下のフィルタリングでしょうか?
政権交代、与党が民主党になって、この辺にメスが入るのかと思っていたのですが・・・どうなることやら。
驚いたのは、次世代スーパーコンピューター凍結、GXロケット廃止、H-UBロケット関連縮小・・・研究開発部門は軒並み削られそうですね。目先の利益にならない次の時代への投資から削っていくのはやり易い、だけど、そういうのは銀行が作る貸し手先経営再建スキーム(案)の中でしか見ないことだと思っていたww。
スパコンからNECなどが撤退したこととか、ロケット関連は三菱との関係が強いとか、色々とあるのかな??
社会の底辺でうろついている私のような者でも、バラマキよりも必要なものもあると思うのだが。
もちろん、正当、合理的な見直しはやってもらいたい、ドンドンやってね。
と言うより、腹立たしく感じました、スパコンや次世代ロケットの予算に手をつけるとは…日本の将来に暗雲です。
研究、技術というのは継続していないと酷く衰えます。日本の飛行機製造の状況を見れば分かりますよね。
本当に心配です。