以下、私の曖昧な記憶で書いています。また、イミグレーションでの手順などは頻繁に変更されるらしいです。ご注意を。
今回の旅行では、陸路でヨルダンからイスラエルへの国境越えをしました。同じようにイスラエルからヨルダンへも陸路移動。
往復ともに同じ場所、ヨルダン名がキング・フセイン橋、イスラエル名がアレンビー橋で国境のヨルダン川を渡るルートで移動しました。
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ヨルダンからイスラエルへの国境越えです。
イスラエルの入国審査は厳しい。とくに陸路で入国するときは世界一厳しいと言われています。
パスポートにイランなど中東諸国のスタンプがあるとして咎められ、別室送り、数時間におよぶ入国差し止めにあったなどと聞きます。
私はパスポートを更新したばかり、まっさらです。イランなどの出入国スタンプがあるパスポートは期限切れで自宅にしまってあるので大丈夫なはず。
しかし、ビビリな私としては心配で仕方ない・・・時間がかかるらしいし。
朝早くに予め確認しておいたバス乗り場へ。
外国人はJETTバスを利用して行くのが定番のようです。6時過ぎには到着、事務所が開くのと同時にチケットを確保。しばらくして出発、ミニバスはほぼ満員でした。
アンマンから西へ40kmにある国境キング・フセイン橋(イスラエルではアレンビー橋という)にあるヨルダン側のイミグレーションに到着すると、まずは荷物チェック、そして窓口で出国税を払います。10ディナール(約1500円)。
パスポートを窓口で預けて、そのまま待ちます。
指定されたバスに乗車(有料・国境までJETTバスを利用してきた場合はそのチケットを見せれば無料)。国境の緩衝地帯をバスで移動します。パスポートはこのバスの中で返されました。
ヨルダンはパレスチナ地区をイスラエル領とは認めていません。ここの国境はヨルダンとしては正式な国境だとはしていないのです。
そのためか、パスポートのチェックはしますがスタンプを押すようなことはしないようです。出国税は取りますけどねww。
イスラエル側のイミグレに到着。いよいよイスラエル入国審査です。
建物の入口でパスポートチェック。
荷物をベルトコンベアみたいなところに載せ、検査されます。
奥に進むと入国審査窓口があります。
列に並ぶと噂とおり、審査官が時間をかけて審査をしている様子がうかがえます。
空いている列に並んだので20分弱ぐらいで、私の番に。
質問は、
「ヨルダンでは何をしていた?」 → 観光です
「何日滞在する予定か?」 → 2泊3日
「目的は?」 → 観光です
「どこに行く?」 → エルサレムとベツレヘム
「泊まるホテルの名前と場所は?」 → メモしておいたホテル名と場所を見せた
「OK」 → ?
あれ、これで終わりなの?
パスポートを見たときに「ジャパニーズ」と言ってうなずいたいた。
質問するときもニコニコしてた。
ある理由があってパスポートにビニールのカバーをしていたのですが、審査官が機械での読み取りが出来ずにそのカバーを外していたとき、「ごめんなさい」と言ったら、「別にいいよ」と返事をされた。
なので、厳しいことにはならない予感はあったけどね。
最後に「well came」と言ってパスポートと発行した青い色のカード(STAY PERMIT)を渡されました。もちろんノースタンプ。
ノースタンプと言うのは、パスポートにイスラエルのスタンプが押してあると、イスラエルと国交がないアラブ、イスラム諸国(イラン、スーダンなど)では入国を拒否されます。つまりイスラエルと仲が悪い国への旅行が出来なくなるわけです。
数年前までは入国審査時に「ノースタンプ」とハッキリと注文を付けて、パスポートではなく別紙にスタンプを押してもらうのがお決まりでした。
そんなことの影響でしょうか、イスラエルも方針を変えて、通常ではスタンプではなくガードを渡すシステムになったようです。
入国審査が終わった後、カードの確認とパスポートチェックが2回ありました。
入国したときに渡されるカードです。
パスポートチェックされたときにパスポートにシールが貼られます。(理由は分かりませんでした)
上に書いたように、パスポートにビニールカバーをしていたのは、このシールの粘着力が強くて剥がしにくいと聞いていたからです。その対策。
出口にはタクシーが待っていました。乗り合いです。
エルサレムへ出発。
イスラエル入国できました。
考えていたよりも早く、午前中に入国終了。目出度し。
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イスラエルからヨルダンへの国境越えです。
エリコからアレンビー橋に移動、イミグレの建物に着きました。
荷物のチェックをしてからイスラエルの出国税を払います。
米ドルでも支払えると言うのでドルで払ったのですが、
金額が、
“ 53ドル ”
5600円ぐらいですね。高いです。
出国時の審査は何も聞かれませんでした。
ピンクのカード(EXIT PERMIT)が渡されます。
画像の左は出国税を払ったときに渡されたもの。出国審査のときにパスポートと一緒に渡します。切れ目を入れられて(チェック済みということでしょうか)、パスポートと一緒に返されました。
指定されたバスに乗り、国境を越えてヨルダン側のイミグレへ。
バス代は米ドルでも払えました。
バスの中でパスポートを預けます。
イミグレに到着して、荷物チェック。その後、カウンターでパスポートを返却されました。
イミグレを出てバスでアンマンへ出発。
ヨルダンに戻れました。
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思ったほどには厳しくはなかったけれど、複雑で疲れるイスラエルの出入国でした。
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ヨルダンのビザについて。
ヨルダンはビザが必要です。空港などで無料で受けられます。
入国時、パスポートにはスタンプが2つ押されました。それとは別に裏表紙(国務大臣印があるページ)にバーコードのシールを貼られました。出入国のとき、このバーコードでチェックしていたようです。
今回は空港でビザを取得、その後、ヨルダンからイスラエルへの行き来はキング・フセイン橋で出入国をしました。この場合は新たにヨルダンのビザを取得する必要はありませんでした。
キング・フセイン橋(イスラエルではアレンビー橋という)からヨルダンに入国する場合、ここではビザは取れません。正式な国境と認められていないからでしょう。他の国からイスラエルの入り、ヨルダンに入る場合は、事前にビザを取得しておくか、他のルートをとる必要があるようです。ご注意を。

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