150131 sansaku rogo T.jpg散策しているような日常のなかで、素晴らしいものが見つけられたらうれしい。
そんなことを考えながらブログを書いています。

2009年03月20日

「昔の女」 新国立劇場

090318 mukashi no onna.jpg演劇のことを書くのは、3ヶ月ぶりですw。
新国立劇場の“シリーズ・同時代【海外編】”の第1弾。ドイツ人作家ローラント・シンメルプフェニヒさんの戯曲をペンギンプルペイルパイルズの倉持裕さんが演出。
海外の先進的な戯曲を取り上げるシリーズだということで、楽しみにしていました。
評判も良いらしく、当日券売り場にも人が並んでいました。凄い。

で、この「昔の女」ですが、話は面白いし、構成も良い。良いお芝居だと思います。
ただ、気になる部分もあって、素直に良さが伝わってこなかったところも。
翻訳劇の難しさというよりも、ドイツ演劇のシュールさが消えていた感アリ。日本で上演することにこだわりすぎたのか?


2008/2009シーズン シリーズ・同時代【海外編】Vol.1
「昔の女」
(ドイツ Die Frau von frÜher)
作    ローラント・シンメルプフェニヒ
翻 訳  大塚直
演 出  倉持裕
出 演
   フランク ・・・・・・・・・・・ 松重豊
   クラウディア ・・・・・・・・・ 七瀬なつみ
   ロミー・フォークトレンダー ・・ 西田尚美
   アンディ ・・・・・・・・・・・ 日下部そう
   ティーナ ・・・・・・・・・・・ ちすん
会 場  新国立劇場 小劇場 (2009年3月12日〜22日)


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2008年12月10日

「舞台は夢」新国立劇場

081209 butai ha yume.jpgフランス演劇の古典、ピエール・コルネイユ(1606〜84)作「舞台は夢」。
原作品は、劇中劇の形を借りて当時の世相を映し出している傑作ですね。作者の願望も伺えます。

今回の公演では現代風の台詞と演出になっています。見やすくて良いのですが、チョット拍子抜けした感アリw。まあ、フランス語で上演するわけではないので当り前ですがね。
とにかく、古いお芝居ですが気楽に観られるようになっています。こういう工夫は、大事なのかもしれませんねw。

原作を大きく変えず、笑わせる工夫もあって、面白かったです。
照明や舞台装置なども、黒を基調とした舞台にあわせて効果的に演出されていました。上手いです。

久しぶりに新国立らしい演劇を見ることができて良かった。

「舞台は夢」
イリュージョン・コミック
作     ピエール・コルネイユ
翻 訳   伊藤洋
演 出   鵜山仁
出 演
  クランドール ・・・・・・・・ 堤真一
  イザベル ・・・・・・・・・・ 秋山菜津子
  リーズ ・・・・・・・・・・・ 高田聖子
  ロジーヌ ・・・・・・・・・・ 田島令子
  ドラント/ジェロント ・・・・ 磯部勉
  プリダマン ・・・・・・・・・ 金内喜久夫
  アルカンドル/マタモール ・・ 段田安則
                      ほか
会 場  新国立劇場 中劇場 (2008年12月3日〜23日)


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2008年11月06日

「山の巨人たち」新国立劇場

081029 yama no kyojintachi.jpg原作はイタリアのノーベル賞作家ルイジ・ピランデルロ(1867〜1936)。この作品は未完の遺作です。
演出は、パリ・オデオン座の前芸術監督ジョルジュ・ラヴォーダンさん。この作品は完成されていない最後の部分を演出家に委ねられることになる。ジョルジュ・ラヴォーダンさんが、どう完結させるのかも楽しみでした。

現実と夢、幻が交錯する迷宮に入ってしまったような物語なので、難解だと言われています。
物語の解釈とか、時代背景との関係とか、個々の台詞と人物像の成り立ちとか、全て理解しようとすると混乱するかもしれません。そういう意味では難解です。
しかし、自分の感覚で素直に観ていると、そこにあるインテリジェンスを感じ、個々のキャラクターが浮き出てきます。
未完であることからくる難解さはあると思いますが、総じて難解な芝居ではありません。
面白いお芝居です。


「山の巨人たち」
作     ルイジ・ピランデルロ
翻 訳   田之倉稔
演 出   ジョルジュ・ラヴォーダン
出 演
  コトローネ ・・・・・・・・・ 平幹二朗
  イルセ ・・・・・・・・・・・ 麻実れい
  伯爵 ・・・・・・・・・・・・ 手塚とおる
  ディアマンテ ・・・・・・・・ 田中美里
  バッターリア ・・・・・・・・ 綾田俊樹
  ズグリーチャ ・・・・・・・・ 田根楽子
  クローモ ・・・・・・・・・・ 大鷹明良
  スピッツィ ・・・・・・・・・ 植本潤
  小人クアケーオ ・・・・・・・ 及川健
  ドゥッチョ・ドッチャ ・・・・ 久保酎吉
  サチェルドーテ ・・・・・・・ 渕野俊太
  ミロルディーノ ・・・・・・・ 細見大輔
  ルマーキ ・・・・・・・・・・ 大原康裕
  マリーア・マッダレーナ ・・・ 真織由季
  マーラ・マーラ ・・・・・・・ 佐伯静香
アコーディオン   小春
ヴァイオリン    澤田若菜
会 場  新国立劇場 中劇場(2008年10月14日〜11月11日)


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2008年10月28日

パルコ・プロデュース「幸せ最高ありがとうマジで!」

081021 motoya shiawase.jpg本谷有希子さんの作・演出作品です。
先週の初日に行ってきました。(アップが遅いよねw)
主宰する『劇団、本谷有希子』以外では初めての作・演出。出前(?)公演なので、いつもより多少ソフトになっていたかなw。
でも、十分に本谷さんらしいお芝居でした。パンフには、「本谷は永作に変態を演らせたいらしい」とありました。まあ、そんなことは・・・あるかな?(笑)

楽しめるお芝居でした。オススメですw。

パルコ・プロデュース公演
「幸せ最高ありがとうマジで!」
作・演出  本谷有希子
出  演
  明里 ・・・・・・・ 永作博美
  曽根慎太郎 ・・・・ 梶原善
  曽根美十理 ・・・・ 広岡由里子
  曽根功一 ・・・・・ 近藤公園
  曽根紗登子 ・・・・ 前田亜季
  山里えいみ ・・・・ 吉本菜穂子
会  場  PARCO劇場 (2008年10月21日〜11月9日)

  倉敷公演 倉敷市芸文館ホール 2008年11月19日
  大阪公演 シアター・ドラマシティ 2008年11月21日(金)〜11月22日


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2008年10月26日

SET 「任侠るねっさんす」〜歌姫誕生物語〜

071011 SET ninkyo.jpgSETの本公演です。
2週間前、初日に観てきました(アップが遅いよねw)。

今回のゲストは松本明子さん。
ジャズから演歌まで、しっかり歌を聞かせていただきました。舞台でフルコーラスを聞いたのは久しぶりでした。たまには良いものですw。

三宅さんと小倉さんのアドリブの応酬は、いつもながら面白い。
それに細かいところでフリがあるんですよ、よく見ていると飽きません。そういう小ネタも含めて、笑えました。
コメディ満載、老舗劇団は期待を裏切りませんね。


スーパー・エキセントリック・シアター 第46回本公演
「任侠るねっさんす」〜歌姫誕生物語〜
脚  本  木和語
演  出  三宅裕司
出  演
   三宅裕司 小倉久寛 劇団SET
   六川裕史 松本明子
会  場  東京芸術劇場 中ホール (2008年10月11日〜26日)


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