150131 sansaku rogo T.jpg散策しているような日常のなかで、素晴らしいものが見つけられたらうれしい。
そんなことを考えながらブログを書いています。

2008年10月25日

Piper「ベントラー・ベントラー・ベントラー」

081008 piper bentler.jpgPiperの10周年記念公演ということなのですが、去年も10周年公演「ひーはー」をやったよなぁと思ったら、“第2弾”と後ろについていましたww。
2年連続で10周年公演をやってしまうところが、らしいといえば、らしいのかな?

先々週の初日に行ってきました(アップが遅いよねw)。相変わらずの、2時間のドタバタコメディ。
大笑いしました。
後藤ひろひとは面白いです。

病気で降板した平山あやさんの代役で鈴木蘭々さんがカップルの女性役を演じていました。
2週間の稽古で、この複雑な(ゴチャゴチャした?)お芝居の初日を迎えたそうです。大変だったでしょうね。


Piper10周年記念公演第2弾
「ベントラー・ベントラー・ベントラー」

作・演出  後藤ひろひと
出  演  
   川下大洋 後藤ひろひと 山内圭哉 竹下宏太郎 腹筋善之介
   楠見薫 平田敦子 鈴木蘭々 松尾貴史
会  場   全労済ホール/スペース・ゼロ (2008年10月8日〜19日)

 福岡公演 10月22日 福岡市民会館大ホール
 愛知公演 10月25日 愛知県勤労会館
 広島公演 10月29日 広島アステールプラザ大ホール
 大阪公演 10月31日〜11月3日 イオン化粧品シアターBRAVA!
 宮城公演 11月6日 電力ホール


続きを読む<ネタバレあります。ご注意を!>

2008年09月03日

SET タイツマンズ「タイツ羅武」

080902 taitsu iove.jpg初日に見てきました。
面白かったです。大笑いしてしまいましたw。

4つのACTで構成されていました。そのコント、歌、ダンス、タップ、殺陣、いつもながら楽しめました。
豊富な運動量も健在。
タイツマンズも6年、チラシには「明らかに老けました」と書いてありましたが、全くそんなことはありませんでしたよ。
役者さんが素晴らしく、全員が全身総タイツなのに、キャラが際立っているのが凄いです。

今回、丸山優子さんが都合により降板ということです(淋しいですね)。代わりに荻野恵理さんと菅真紀さんがゲスト出演。荻野さんは美人さんですねw。


SET タイツマンズ・サンモールLIVE
全身総タイツ・ミュージカル・アクション・オムニバスコメディー
「タイツ羅武」
作・演出   赤堀二英
出  演
  野添義弘  赤堀二英  宮内大  大竹浩一  白倉裕二
  白土直子  良田麻美  中島奏  住吉怜奈
  荻野恵理(STRiPES)  菅真紀(ACファクトリー)
会  場   シアターサンモール(2008年9月2日〜7日)



続きを読む<少しネタバレあり、ご注意を!>

2008年08月02日

演劇集団 円 公演 「死の舞踏」

0080730 shi no buto en.jpgこのお芝居は100年前に書かれたものです。
老夫婦のシリアスだけれどコミカルなお話。シニカルな味付けもふんだん。

作者はスウェーデンの作家ストリンドベリ(1849〜1912)。
舞台は孤島の砦にある老兵・砲兵大尉エドガーの自宅。妻アリスと住んでいる。
銀婚式を3カ月後に控えている2人。実は互いを激しく憎みあっているようだ。
女優だったアリスは自分を演劇の世界から去らせ妻にしたエドガーを憎んでいる。
エドガーは死の怖れながらも妻への嫉妬からか、不機嫌な振る舞いをし、暴言をはく。
2人は、この結婚は失敗だったと言うが、別れる気配はない・・・。

人間の誠実さを疑い、俗悪を表現して人間の心のありようを見せています。
喜劇的な部分も含めて、悲劇が続いていく。そんな芝居でした。
面白かったです。

主演の橋爪功さんが死を怖れながらも威厳を保ち続けようとする老兵を好演。けちで低俗、暴言を撒き散らし、周囲の人たちから嫌われている老兵をいやみにならないよう上手く演じていました。

妻役の高林由紀子さんも、夫に劣らない悪魔ぶりを見せていましたw。

こういうお芝居を小さい会場で観られるのは良いですね。
たっぷり臨場感を味わえました。

チケットは全ステージ完売だったそうです。

演劇集団 円 公演
「死の舞踏」
作   A・ストリンドベリ
台本・演出  安西徹雄
出   演
  エドガー ・・・・・・ 橋爪功
  アリス ・・・・・・・ 高林由紀子
  クルト ・・・・・・・ 藤田宗久
  マーヤ ・・・・・・・ 福井裕子
  イェニー ・・・・・・ 吉田久美
会   場   ステージ円 (2008年7月17日〜31日)



2008年07月19日

「まほろば」新国立劇場

080717 mahoroba.jpg新国立の今シーズン最後の作品です。

前回が酷かったので(笑)、期待しないで行ったのですが、このお芝居はそれなりに面白かったです。
私には合わなかったけど・・・ww。

作者が若いぶん、不可思議な部分や、人によっては気を悪くするかもしれないところがある内容でしたが、まあ、前回のようなことはありませんでしたよ。

登場人物は、女6人。祖母、母、娘姉妹、孫娘、そして娘(妹)の恋人の娘。
女性の家族観や結婚、妊娠のことを主観的な視線で語られます。こういう話を若い男の作家が書いたのですから、驚きです。
どういう取材をしたのだろう?(笑)


終演後にシアター・トークがありました。
登壇者は、このシリーズに係わった作家の蓬莱竜太さん、早船聡さん、前田司郎さん、そして芸術監督の鵜山仁さん。司会は堀尾正明さん。
前田さんがいじられキャラになっていたwww。まあ、3人とも真面目な人たちだなぁと、悪く言えば近視眼的で中庸なことを言っていた。国立の施設内だから、真面目だったのかな?
面白かったのは、鵜山さんへ芸術監督について質問があったとき。まあ、退任することになった本人が色々言えるわけもないのですが「お騒がせして」とか「まだ2年ありますから」とか、当たり障りのなさそうなことをフワフワと答えていた(笑)。
話は飛びますが、この新国立の芸術監督交代に関して、演劇関係の大御所様たちの連名で質問書が出されたのですが、その返答をしたようです。(ここのページから「次期演劇芸術監督の選考とその考え方」の部分をクリックすると本文(PDF)が見られます。)
これはこれは、酷い文章ですなww。これは回答ではなく、通達ですね。
選考委員会の論議を公表できないというのはどういうことか理解できませんね。いかにも文部官僚が考えそうなことが羅列されているところが、逆に面白い。
新国立の評判が良くないのは確かですね。特にオペラは感心できない状態。一部から税金の無駄使いだと揶揄されているらしい。
今回の騒動も、責任者である運営者・財団、文部官僚や文部OBの責任はないことにして、現場に押し付けてしまおうというのがミエミエ、滑稽ですな。運営者が2010年からの芸術監督3人全てを新たに選定したと発表がされたとき、選任された方の一人が「え?僕になったの」「断るかも」と言ったそうな。とくに演劇の芸術監督・鵜山さんが任期1年目で解任を通告されたのが驚きで、理由もよく分からないものだったことから大御所様たちの連名で質問書が出されることになったわけです。
選考過程が公表できないのは、その辺に理由があるのかもしれません。

寄り道が過ぎましたねw。
最後に司会の堀尾正明さんがNHKを出られて暫く、「これから民放でも活躍します」よろしくと言っておられた。頑張ってくださいね。


新進作家と異世代の演出家のコラボレーション
シリーズ・同時代Vol.3

「まほろば」
作    蓬莱竜太
演 出  栗山民也
出 演
  ミドリ ・・・・・・ 秋山菜津子
  キョウコ ・・・・・ 魏涼子
  ユリア ・・・・・・ 前田亜季
  マオ ・・・・・・・ 黒沢ともよ
  タマエ ・・・・・・ 中村たつ
  ヒロコ ・・・・・・ 三田和代
会 場  新国立劇場 小劇場[THE PIT] (2008年7月14日〜21日)



続きを読む<ネタバレあります。ご注意を!>

2008年07月02日

「混じりあうこと、消えること」新国立劇場

080701 majiriakukoto kierukoto.jpgシリーズ前作の「鳥瞰図−ちょうかんず−」がわりと良いお芝居でしたので、今回はどうかなと思いながら初台へ。

ちょっと、本音を言わせていただきます。
この芝居、つまらないです。
ストーリーは単純。この芝居は1時間20分(短いw)ですが、内容的には30分で充分な感じでした。

不条理と言うには展開に幅が無い。台詞は言葉遊びの繰り返しに思えた。
多分、こういう「場の感覚を楽しんでください」ということなのかな? エピソードの断面に意味は無く、厚みの無い登場人物の会話の流れと行動から読み取れるものは少なかった。
作者は「分からないヤツはそれで良いです」と言っているそうですね。ハイ、私には分かりませんでしたwww。


新進作家と異世代の演出家のコラボレーション
シリーズ・同時代Vol.2
「混じりあうこと、消えること」
作    前田司郎
演 出  白井晃
出 演
  男 ・・・・・・ 國村隼
  少年 ・・・・・ 橋爪遼
  女 ・・・・・・ 南果歩
  少女 ・・・・・ 初音映莉子
会 場  新国立劇場 小劇場[THE PIT] (2008年6月27日〜7月6日)



続きを読む<ネタバレあります。ご注意を!>