150131 sansaku rogo T.jpg散策しているような日常のなかで、素晴らしいものが見つけられたらうれしい。
そんなことを考えながらブログを書いています。

2016年07月02日

マーラー8番『千人の交響曲』 新日本フィル560回定期演奏会

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久しぶりにコンサートのことを。

大編成の曲です。
1000人というわけではありませんが、オーケストラ(パイプオルガン付)に独唱8人、混声合唱、児童合唱と壇上は溢れんばかり。
演奏前に圧倒されました。

ハーディングらしくキチッとしながら、表現力もあって楽しい。
独唱の8人は、よくこのメンバーを揃えたなと思えるくらい素晴らしかった。指揮者の要求にもシッカリこたえている印象。
また、大編成の合唱は迫力があり、児童合唱も上手でした。

ハーディングのマーラーは良いですね。楽しいです。

会場から家に着くまで、音楽が頭の中でリプレイしていて、暫しボーっとしていましたww。


今季まで新日本フィルの Music Partner を勤められたハーディングさん、今回で新日本フィルとの演奏会もひとまず終了ということらしいです。淋しい。
機会があれば、是非にも来て頂きたいですね。


新日本フィルハーモニー交響楽団・第560回定期演奏会トリフォニー・シリーズ
   マーラー  交響曲第8番変ホ長調 『千人の交響曲』
 指  揮  ダニエル・ハーディング
 罪深き女/ソプラノ   エミリー・マギー
 懺悔する女/ソプラノ  ユリアーネ・バンゼ
 栄光の聖母/ソプラノ  市原 愛
 サマリアの女/アルト  加納悦子
 エジプトのマリア/アルト 中島郁子(メゾ・ソプラノ)
 マリア崇敬の博士/テノール サイモン・オニール
 法悦の教父/バリトン  ミヒャエル・ナジ
 瞑想する教父/バス   シェンヤン
 合  唱  栗友会合唱団
 児童合唱  東京少年少女合唱隊
 会  場   すみだトリフォニーホール (2016年7月1日、2日)






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2015年11月21日

ラフマニノフ交響曲2番 新日本フィル550回定期演奏会

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久しぶりにコンサートのことを。

レオン・フライシャーさん(Leon Fleisher 1928年〜 アメリカ)は、若くしてピアニストとして活躍しましたが、37歳のとき右手の2本の指が不自由(局所的筋失症)になられました。その後、指揮者としてキャリアを歩む一方で長い間の療養によって回復。それまでは左手だけのパートによる演奏を続けられました。今もピアニスト、指揮者として、また、教育者として活躍されています。
そのフライシャー先生と新日本フィルの組合せ。

1曲目のモーツァルトのピアノ協奏曲第12番。
レオン・フライシャーさんのピアノ演奏・指揮。非常に柔らかな演奏をされていました。
ある意味、凄くモーツァルトらしい音色。面白かった。

ラフマニノフの2番。ラフマニノフの2番といえば、多くの人はピアノコンチェルトを思い浮かべると思いますが、今回のは交響曲の方ですw。
ディテールにこだわっているような印象。メリハリを持っていて、とても綺麗に演奏。
この曲は全般的にメドリアスというか甘い曲調。それを存分に表現されていた。
ラフマニノフは、身の丈2メートルという大男(柔軟な指を持ち合わせて、ピアノの名演奏家でもあります)ですが、曲は繊細で甘美なものが多いですね。ロシアでの不遇な時期が影響しているのでしょうか?

レオン・フライシャーさんは87歳。2時間越えの演奏会で演奏と指揮をなされた。凄い。
今後の活躍も期待しています。


新日本フィルハーモニー交響楽団・第550回定期演奏会トリフォニー・シリーズ
   モーツァルト  ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414
   ラフマニノフ  交響曲第2番ホ短調op.27
 指揮・ピアノ   レオン・フライシャー
 会  場   すみだトリフォニーホール (2015年11月20日、21日)





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2015年07月11日

マーラー2番 新日本フィル545回定期演奏会

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コンサートのことを。
ハーディング指揮、マーラーの2番『復活』です。混声合唱とパイプオルガンが付きますw。

マーラーは「復活」という標題を使ったことがなかったらしいのですが、合唱の最後の部分、
Aufersteh'n, ja aufersteh'n wirst du,
  (蘇る そう おまえは蘇るだろう)
Mein Herz, in einem Nu!
  (我が心よ、ほんの一瞬のうちに)
Was du geschlagen,
  (おまえが羽ばたきを破り壊したもの)
zu Gott wird es dich tragen!
  (おまえを神のみもとへ連れて行ってくれるのだ)
というところから付けられるようになったそうです。なるほど。

そんなことはともかくww、演奏のことを。

ダイナミックであったり、メロディアスであったり、静寂であったりと面白い曲です。
ハーディングさんは緻密ですね。丁寧な組立てで、1時間半の曲を最後まで惹きつけてくれました。

オケは、音が良く出ていて聴かせてくれました。弦も管も素晴らしかった。
難しい曲なのですが、聴いているほうは、すんなりと入ってきて、楽しかった。

混声合唱は100人くらいいて、驚きました。
ソロの2人は、その前にいて、その存在感は流石でした。
きれいな歌声は心地よかった。

楽しい演奏会でした。
ここのところ体調がいまひとつだったのですが、元気になれましたw。
行って良かった。



新日本フィルハーモニー交響楽団・第545回定期演奏会トリフォニー・シリーズ
   マーラー  交響曲第2番ハ短調『復活』
 指  揮   ダニエル・ハーディング
 ソプラノ   ドロテア・レシュマン
 メゾ・ソプラノ クリスティアーネ・ストーティン
 合  唱   栗友会合唱団
 会  場   すみだトリフォニーホール (2015年7月10日、11日)







ラベル:音楽 クラシック

2015年03月28日

J.S.バッハ管弦楽組曲 新日本フィル538回定期演奏会

久しぶりにコンサートのことを。といっても、また、新日本フィルの定期演奏会のこと。

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バッハ管弦楽組曲の第1番〜第4番。
バッハといえば、バロック音楽の代表者という印象があります。この辺の時代の音楽はあまり聴かないのですが、管弦楽組曲を4番までやるというので、是非にと思って、会場に。
指揮はマックス・ポンマーさん。マックス・ポンマーさんはドイツ人、カラヤンのお弟子さんだそうです。バロックが得意な方で、バロックの楽団も主宰されていたそうです。指揮者としてはバロックから近代ものまで幅広いレパートリーの持ち主とのこと。
感想としては、“面白かった”。バロックらしい演奏。比較的小編成のオケで、チェンバロが響いて、ノンビブラートの弦と合わさって楽しいバッハでした。
連続した音と繰り返しが計算されていて、オーケストラもきれいに演奏、和みました。

定期演奏会では珍しくアンコールがありました。
それがプログラム曲を繰り返して演奏されたのですが、アンコールが3回もあって、一瞬また全曲聴けるのかと思ってソワソワしてしまいましたww。
マックス・ポンマーさんは、サービス精神旺盛なのかな?


新日本フィルハーモニー交響楽団・第538回定期演奏会トリフォニー・シリーズ
   J.S.バッハ 管弦楽組曲第3番 ハ長調 BWV1066
   J.S.バッハ 管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067
   J.S.バッハ 管弦楽組曲第1番 ニ長調 BWV1068
   J.S.バッハ 管弦楽組曲第4番 ニ長調 BWV1069
  指 揮   マックス・ポンマー
  フルート  白尾彰(新日本フィル首席フルート奏者)
  会 場   すみだトリフォニーホール (2015年3月27日、28日)







2015年02月28日

ブラームス1番 新日本フィル536回定期演奏会

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久しぶりにコンサートのことを。
といっても、また、新日本フィルの定期演奏会です。

指揮者のラルフ・ワイケルトさんは、オーストラリア人のベテランのマエストロです。
決して走ることなく、ひとつひとつの音を正確にシッカリと重厚に演奏されていました。

ウェーバーの歌劇『魔弾の射手』序曲ロマン派ならではの彩りのある、そして軽やかな。面白い曲でした。演奏は安定感があり、聴きやすかった。
ヒンデミットは、曲目「ウェーバーの主題による交響的変容」というとおりにウェーバーを主題にしていますが、独自にアレンジしています。しかし、現代音楽的な色合いはほとんど無く、むしろ古典的は印象を感じる曲でした。
この2曲の作曲者はドイツ人で、並べて聴くと、ドイツらしいけれど対比もある面白いプログラムだと思いました。(ブラームスもドイツ人でしたね)

そして、ブラームス1番。第1楽章からストリングス、管楽器ともに明確な音が聴こえてきて心地よかった。第4楽章になると迫力ある骨格をみせて繰り返しも鮮やかな演奏でした。
こういう、ゆっくりと確実に聞かせてくれる演奏は久しぶりな気がしました。同じブラームスの1番なのに色合いが異なって聴こえるのも、演奏会場で聴く醍醐味でもありますね。

楽しかった!


新日本フィルハーモニー交響楽団・第536回定期演奏会トリフォニー・シリーズ
   ウェーバー   歌劇『魔弾の射手』序曲 J.277
   ヒンデミット  ウェーバーの主題による交響的変容
   ブラームス   交響曲第1番ハ短調 op.68
  指 揮   ラルフ・ワイケルト
  会 場   すみだトリフォニーホール (2015年2月27日、28日)







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