150131 sansaku rogo T.jpg散策しているような日常のなかで、素晴らしいものが見つけられたらうれしい。
そんなことを考えながらブログを書いています。

2008年02月14日

エジプト旅行(14)小ネタです・その2

前回と同様、以下、雑感的なことを私の主観的で大変偏った視点で書いております。
そのつもりで、読んでくださいw。

080203 egypt sightseeinng tickets.jpg

観光地や博物館などの入場料は、エジプト人と外国人とは違います。外国人価格は、2倍から5倍くらい高い。(国際学生証を持っていれば入場料は安くなりますので、学生さんは是非持っていってください)
日本人は顔つきからして、誤魔化すのは無理w。素直に払いましょう。
上の画像は、入場チケットの半券です。(たくさん回ったなぁ・・・)

土産を買おうと店を回って分かること。土産物店にも、現地人価格と観光客価格があるんですw。
アメリカ人、スイス人、日本人は特に高価格設定されているらしい。(笑)
貴金属店でフンコロガシのペンダントヘッドを買おうと思いましたが、高価すぎて手が出ませんでした(ケチというより、貧乏人の定めです)。交渉するのが面倒だったのもありますけどね。(笑)
パピルスの栞、香水瓶、スカーフなど、小物をいくつか買ってきました。価格交渉に始まり、次から次へと品物を勧めてくる(押し売り?)の対応、おつりの確認(よく騙される)などなど、買い物には疲れましたw。
080203 papyrus.jpg080203 bottle.jpg

カイロで買い物をしていたときのこと。リアカー(?)に釜を載せ、芋を焼いて売っているのを見ました。薪を積んでいて、日本の焼きいも屋さんとソックリ。もちろん、石焼でも、さつま芋でもありませんでしたが。
この芋は中はカボチャのような黄色で、ねっとりしてます。

修復作業中のところが多いです。
メンカウラー王のピラミッドの内部(ギザ)、ルクソールのネフェルタリの墓、カイロタワーは閉鎖中。
クフ王のピラミッド内部(ギザ)は1日300人まで、ツタンカーメンのミイラ(ルクソール)は1日400人までの入場制限があります。
ツタンカーメンは、近々閉鎖されるとの噂もあるようです。
観光を予定されている方は、事前に調べておく必要ありです。

080125 second nile.jpgアスワンから砂漠地帯に向け、ナイル川の支流を造っています。耕地面積を広げるのが目的。
ナイルの灌漑用水路のようなものですね。
この地方の文化、生活環境に良い方向に進むのか、思わぬ環境変化に悩まされることになるのか。
少し心配かな?

砂漠をバスで走っているときのこと、キツネが車の前を走っていった。
そこで、脳裏に浮かんだのは、『星の王子さま』(アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ)。
サハラ砂漠には、キツネが本当にいるんだなぁ。
しばらくの間、『星の王子さま』のメルヘンの世界(?)にドップリ浸かってしまったw。

080126 camel.jpg街中には動物が多くいます。
犬、猫、馬、ラクダ、ロバ、ヤギ、などなど。
エジプトに着いて、最初の印象は、道端のウ●コの臭いでした。(笑)


080127 esna city 2.jpg


街並みは、ごみごみしてる感じ。


080131 cafe t.jpgこういう感じのカフェは、大好きです。

そういえば(?)、どこの街にもネットカフェがありました。ADSLも普及しているそうです。
ネット社会、恐るべし。

体調管理には注意していたのですが、3日目からお腹を壊しました。原因は不明。カットフルーツか寝冷えしたのが原因かもしれません。4日目に寒いのに水シャワーを浴びるというアホなことをして、風邪をひきました(馬鹿です)。日本から持っていった薬(マルピー下痢止めS)が効いて、下痢はある程度止まりました。しかし、調子は悪い。まだまだ、考えが甘いことを痛感しました。
ツアー参加者のなかには、観光に出られないほど体調を崩された方がいました。辛かったようです。
同じものを食べていても平気な人もいるわけですから、分からないものです。

参加したツアーは、時期、期間の関係か、定年退職後のわりとご高齢の方がほとんど。見たところ、私(けっこう歳くってます)が若い方から3番くらいなのですから、かなりの高齢ツアーです。なお且つ、大人数のツアーだったため、添乗員さんが大変でした。気の毒なくらい。
日程が進むにつれ、顔色が悪くなっていくのがわかります。5、6日目あたりでは体調も崩されていたようでした。(口には出されませんでしたが、辛そうだった)
それでも、参加者の面倒を色々と見ていました。お仕事とはいえ、頭が下がります。(私には到底勤まりません)
それに、最年少(20代)の女の子が他の参加者に色々言われるんですよ。バスで棚に載せた自分の荷物を取ってくれとかね。良い娘だったので、ニコニコ対応してましたが・・・自分の孫じゃないんだから、そういうことを命じるのは止めなさいよ。かわいそうです。(ほとんどは良い方でした、一部の人がね・・・)
ケンカをするわけにもいかないので、余計なことは言いませんでしたが、私って、思っていることが顔に出るんですよね。
それで、なんとなく、私は集団から浮いてしまったw。これが、また、添乗員さんを悩ませてしまうことに。悪いことをしました。
やっぱり、団体行動は苦手ですw。

エジプトはイスラーム国家です。利用したエジプト航空の機内サービスにアルコール類はありません。(持ち込めば飲めます)
たしかに、どこでも酒を飲んでいるエジプト人は見かけませんでした。
現地のレストランではワインやビールを普通に注文できます。ただ、現地の方の感情を考えると目に付くところでの飲酒は控えるべきです。
良い機会なので、帰国するまで禁酒することにしました。
良い休肝週間ですw。
080127 esna city.jpgお祈りの時間になると、モスクから大音響でコーランが流れてきます。これには驚きましたが、少しすると慣れてきました。
街をブラブラしていて、ちょうどモスクの前にいたときに、この時間にあたったことがありました。人がモスクの中にぞくぞくと入っていきます。
好奇心が湧きましたが、無信仰の私が中を覗くのは失礼かと思い自重しました。
こんな私でも、気は使っているのです。念のためw。


(1)〜(14)まで、エジプト旅行のことを長々と書きました。読んでいただいてありがとうございます。
このへんで、旅行記も終わりにして、通常の雑多なブログに戻りますw。
これからもよろしくです。


こちらもどうぞご覧ください。
(1)日程
(2)ギザ ハン・ハリーリ
(3)アスワン アベ・シンベル
(4)ヌビア村 コム・オンボ エドフ エスナ
(5)ルクソール西岸
(6)ルクソール東岸 デンデラ
(7) メンフィス サッカラ ダハシュール アレキサンドリア
(8)エジプト考古学博物館 モハメド・アリ・モスク
(9)食べ物
(10)クルーズ船
(11)ナイル・エキスプレス
(12)ホテル
(13)小ネタです・その1
(14)小ネタです・その2


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エジプト旅行(13)小ネタです・その1

以下、雑感的なことを私の主観的で大変偏った視点で書いております。
少々の脚色もあるあるかも・・・(笑)。
そのつもりで、読んでくださいw。(長いです・謝)

今回のエジプト旅行へ行こうと考えたのは、たまたま本屋でピラミッドの写真が目に入り、“死ぬまでに1度は見てみたいなぁ” と思いたってしまったことが発端でした。
ネットなどで調べてみると、
『必ず下痢をする』『日本人は、ぼったくられる』『バクシーシ(喜捨)をしつこく要求される』『軍人、警官も金(賄賂)を要求してくる』『銀行の両替所でも騙されることあり』『タクシーなどは料金交渉が必要』『テロがある』『詐欺が横行している』『車の運転が乱暴』『車も人も信号無視』『バスは停留所でも減速するだけで止まらない、飛び乗り飛び降りが原則』『バス、地下鉄には痴漢が多数』などなど、
面倒くさそうであるw。(テロと痴漢のことは分かりませんが、他のことはそのとおりでした)
これは、体が動くうちに(もう歳なんでw)行かなければと速攻で旅行実施決定。現地ツアーやホテル、航空料金などを調べているうちに・・・・・・これは疲れそうだと思い、“日本からツアーで行こう”と安直に決定。船と寝台列車移動のあるツアーを選びました。

ビザ(1ヶ月)は、入国時、空港で取得できます。参加したツアーは至れり尽くせりで、現地旅行会社のスタッフが入国カードとビザの手配までしてくれた。
戻ってきたパスポートを見るとビザの印紙(?)が貼ってあった。それを持って入国審査へ。
080123 visa.jpgそれにしても、なぜ、ビザの印紙を最終ページに貼るんだよ!(嫌な感じだ)
パスポートの更新をしたばかりなのに、査証の最終ページが埋まりました。

L.E.(エジプト・ポンド)は、エジプト国内の主要都市ならば日本円から両替ができます。
実は、成田でも両替ができます。千葉銀行だけですけれど。出発前に両替したのですが、小額紙幣は用意されていないとのこと。とりあえず、80ポンド分だけ両替しました。
エジプトでは、宿泊したホテルの銀行窓口(出張所?)で両替しました。トイレのチップなどで必要なため50ピアストル(1ポンド=100ピアストル)を多めにもらうのが必須。
為替レートなのですが、
  成田 (1月23日)
    1エジプト・ポンド = 24.19円
  カイロ (1月24日)
    1エジプト・ポンド = 19.2289円
  ルクソール (1月28日)
    1エジプト・ポンド = 19.2211円 or 19.2363円
成田のレートが凄く悪いです(ぼったくりだ!)。80ポンドだけにしておいて良かった。
ルクソールでのこと。
ホテルに着いてすぐに、両替カウンターへ行った。こわそうなおじさんがいる。
MOTO 「エクスチェンジできますか?」
こわおじ 「円からか?」
MOTO 「そうです」と言って、お金を渡した。
このおじさん、テキパキとパソコンに入力、ポンドを渡してくれるときもレシートを見せてくれて金額の確認をしてくれた。良い人である。
翌日の自由時間に急遽、西岸観光をすることになった。手持ちのポンドが少し心もとないので、再度、両替することに。
とりあえず、3000円分追加で両替すれば用が足りそうだ。
カウンターには、若い男がいた。
MOTO 「両替お願いします」
若い男 「ダメだ
MOTO 「え?・・・」
若い男 「両替できるのは5000円」
日本の銀行でも、外貨両替はパッケージにしているところがある。でも、先ほどの こわそうな 良いおじさんはやってくれたぞ。おかしいではないか。
MOTO 「3000円」
若い男 「ダメだ
なにを言っているか分からないフリをして、首を傾げながら、1000円札3枚を差し出て、
MOTO 「両替お願いします」
若い男は諦め顔で首を振りながら、レート表を取り出して電卓をたたき始めた。勝った!(って何が? 笑)
若い男 「156ポンドだ」 と電卓を見せながら言った。
MOTO 「レシートもください」
レシートは、面倒くさそうに手書きで書いていた。先ほどの こわそうな 良いおじさんとは大変な違いだ。上に書いてあるルクソールのレートが2種類あるのは、同じ日の同じ場所で両替したのに、おじさんと若い男が扱ったレートが違っていたためです。パソコンと手計算の違いかな?
レシートを見ると銀行名が違っているので、2つの銀行が入っていたのかもしれない・・・でも、同じカウンター(1ヶ所しかない)だから変な話だ。
不思議な経験でした。(笑)

ハン・ハリーリ市場でのこと。
カルトゥーシュがプリントしたあるTシャツが欲しくなり、店員に値段を聞いた。
店員 「200ポンドだ」
MOTO 「ゲッ!」 高すぎます。
店員 「150」 3秒で4分の3になった
MOTO 「高いから、要らない」
店員 「ウ〜〜ン、100」 10秒で半分になった
MOTO 「買えない」
店員 「お前の考えてる値段は?」
MOTO 「15」
店員 「クレージーだ」
結局、25ポンド(500円)で買うことになった。安い。30ポンド渡して、おつりをもらうとき、ボロボロの5ポンド札を差し出された。
MOTO 「破れてるよ、変えてくれ」 通常、破れた札は受け取りを拒否されるのだ。使えない札なわけです。
店員 「ところで、これはプレゼント・プライス。お前も俺にプレゼントしろ
MOTO 「・・・???」
店員 「ボールペンをくれ」 と私の胸ポケットを見ながら言った。シマッタ、ボールペンを挿したままになっていた。ボールペンを欲しがると聞いてはいたが、本当だった。
100円ショップで買った4色ボールペン。3本組だったので、1本35円だ。まあ、いいか。
MOTO 「いいよ」 と言ってあげた。
店員 「オオ! お前はフレンドだ!」
MOTO 「・・・・・・」
店員 「グッド・フレンドに良いものを見せてあげよう」 と言って、私の肩を抱き、強引にカラベーヤ店に連れて行こうとする。・・・どうして、そうなるんだ??? ボールペンで勘弁してくれよ!
エジプト人は体が大きい。力が異常に強い。逃れるのにひと苦労でしたw。

ボールペンといえば、いろんなところで欲しがられた。タクシー運転手、店員、客引きの子供、観光地で警備している警官、遺跡にいる係員、などなど。数本持っていったボールペンは、日程の半ばでなくなった。(笑)

カイロでのこと。一人でタハリール広場からタラアト・ハルブ広場(新市街の中心地)のあたりをブラブラしていた。
2人の男が声をかけてきた。ニコニコしながら薬屋はあそこで、こっちにはエジプト航空のオフィスがあるとか案内を始めた。もう一人は強面で黙っていた。
男 「日本人ですか?」 と、急に日本語で話し始めた。
MOTO 「そうだけど」
男 「私の妻は日本人です。半年前まで千葉に住んでました」 私よりも日本語が上手い。(笑)
MOTO 「そうなんだ」 
男 「木更津のフォード工場で働いていたんだ」
MOTO 「フォードはアメリカの会社だね」 
男 「ああ、そうそう、アメリカの会社。長い休暇をもらって帰ってきたんだ」 <
MOTO 「・・・半年も休めるんだ」
男 「派遣で働いていたから、給料安かったよ」
(派遣なんて、よく知っているなぁ・・・)
男 「今は、妻と一緒にヒルトン・ホテルで働いているんだ。もう少ししたら、また、日本に行くんだ」 <??
MOTO 「そうなんだ、一流ホテルだね。休暇中にも働いているなんて、凄いねえ」
男 「杉並にいたんだけど、知ってる?」 <???
MOTO 「千葉に杉並はないよ
男 「あぁ、そうだった、緑区だった」
 (緑区なんて、よく知っているなぁ・・・)
男 「日本人に会えて嬉しいよ。明日、何をやっているの、案内でもしようか?」 カイロに日本人はウヨウヨいると思うが・・・。 <??????
MOTO 「明日、日本に帰るんだ、昼には飛行機に乗ってるよ」 これはウソです。
男 「あ〜残念。どこに泊まっているの」
思わずにらんでしまう。
男 「僕は心配ない、大丈夫」と言って、日本の運転免許証を見せてくれた
う〜〜ん、よく出来ているけど、偽物に見えるなぁカラーコピーにパウチッコっぽい。 <?マーク・MAX
MOTO 「もう、ホテルに戻らないといけない時間だ、話せて楽しかったよ」
男 「・・・あぁ、そうなの。」
MOTO 「じゃあね」 速足で逃げる。
男 「ちょっと、待って! パピルスの良いお店があるんだけど・・・」
“親切に声をかけられ、自宅に招かれて食事、市内案内をしてもらったら、高額な料金を要求された” などという話をどこかで見た気がします。
この2人をまこうと思って歩き回ったのだけれど、道路を渡るのが恐い。広い道路でも信号がない(あっても機能していない)ので、車が行き交う中をわたっていくんです。現地の方の後について渡るのが精一杯。冷や汗ものである。
広場に戻り、周りに彼らがいないのを確認してからホテルに戻りました。
もし、彼らが詐欺を働こうと思っていなくて、本当に親切心から声をかけてくれたなら(そんなことがあるだろうか?)、悪いことをした。
でも、怪しすぎですw。

カイロには、地下鉄が走っています。
ホテルのそばに、サダト駅がありました。そこで、切符を買おうと思ったのですが、全てアラビア語表示。全く分かりません。
切符は、日本でいうと映画館のチケット売り場みたいな窓口があって、そこで行き先を言って買います。自動販売機は見当たりませんでした。
ホームの表示もアラビア語。
結局、現地の方々に教えてくもらいながら乗り継いでいくしかありません。皆さん、とても親切に教えてくれます。
食品店に行ったときも、店員の方がとても親切に教えてくれました。物価は驚くほど安いです。1.5リットルのミネラルウォーターが2ポンド(40円)でした。
観光中は、色々あって、苛立ち、胃が痛くなることもありましたが、これだけは言えます。
一般のエジプトの方は親切で良い人たちです
欧米よりも凶悪犯罪が少ないことも事実。習慣の違いを乗り越えられれば、楽しい国です。(・・・多分)


こちらもどうぞご覧ください。
(1)日程
(2)ギザ ハン・ハリーリ
(3)アスワン アベ・シンベル
(4)ヌビア村 コム・オンボ エドフ エスナ
(5)ルクソール西岸
(6)ルクソール東岸 デンデラ
(7) メンフィス サッカラ ダハシュール アレキサンドリア
(8)エジプト考古学博物館 モハメド・アリ・モスク
(9)食べ物
(10)クルーズ船
(11)ナイル・エキスプレス
(12)ホテル
(13)小ネタです・その1
(14)小ネタです・その2


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2008年02月13日

エジプト旅行(12)ホテル

ちょっと、愚痴を書き始めたら長くなってしまいました。内容もイマイチっぽいので、暇な方以外はスルーして下さい。(笑)

以前、エジプトではホテルを狙ったテロがあったため、旅行会社は宿泊ホテルに気を使っているようです。私のような貧乏人には勿体無いようなところに泊めていただきました。
泊まったホテルの出入口は、どこも警備員が常駐していました。

080123 aramante pyramids hotel.jpg旅行初日と2日目に泊まったアマランテ・ピラミッズ・ホテルの部屋です。
朝は近くのモスクから流れてくる大音響のコーランで目が覚めましたw。(午前5時20分の起床、早! まだ、暗いし・・・w)

080128 sheraton luxor resort.jpg6日目に泊まったのは、シェラトン・ルクソール・リゾート。
広い敷地のホテルです。コテージもあって、リゾートホテルらしいところでした。
ここなら、長期滞在しても良いかな。(お金があったらだけどw)

この2つのホテルは、とても快適でした。

8日目と9日目に連泊したのはカイロ市内の考古学博物館近くにあるナ●ル・ヒル○ン・ホテル。
ここには、参った。
前日は、ルクソールから寝台列車で移動、ギザに着き半日観光してから、早めにチェックインする予定でした。前泊は寝台列車でしたので、この日は休養、疲れを取るための旅行会社の配慮でした。
ところが、このホテルにチェックインするのに、なんと2時間以上かかった。つまり、ホテルに着いてから部屋に入るまで2時間以上1階ロビーで待たされたのです。
待っている間、ホテル側から説明は一切無し。いつまで待てばいいのかも答えない。(フロントはごった返していた)
部屋にやっと入れる段になって、添乗員経由で聞いた話では、部屋を使用していた人が時間になってもチェックアウトしなかったためだとのこと。ならば、既に用意ができている部屋を替わりに割り振ってくれれば良いものを面倒だからか(警備上の都合と言っていた)対応してくれなかったらしい。馬鹿げている。
この休養時間を少しだけ利用してオールドカイロを散策しようと思っていたのに、結局チェックインできたが4時過ぎではどうにもならない。(オールドカイロの見学は4時までのところが多いのです)
憤懣やるせないが、仕方がない。
080130 nile hilton 1.jpg通された部屋は、広い、広すぎるぐらいです。しばらくしてから、夕食に出かけた。
夕食から戻り、バスタブに湯をはろうと思ったが湯が出ない・・・ここは、船並みの設備なのか?
(オイオイ、天下のヒル○ン・ホテルが泣くぞ)
エンジニアが来て、廊下で修復作業し始めた。いつまでかかるのかと聞くと、「5分待て」という。私もエジプトに来てから学習しているので、“5分”とは相当の時間だいうことだと分かる。それは困る。いちおう「湯が出るまで、5分ね」と確認をした。
部屋に戻って、しばらくするとなぜか作業している様子がなくなったので、再び廊下に出て見るとエンジニアがいない。その後、作業に戻る気配が無い。仕方なく再び電話をするが、私に英語力の無さもあって、らちが明かない。部屋を変えてくれと言っても、ホテルを出て行くのかといわれる始末。ムカ・・・
日本人スタッフがいたことを思い出して、日本人スタッフに連絡してもらうことにした。
しばらくして、日本人スタッフから電話がかかってくる。
日スタ 「御用はなんでしょうか?」 オイオイ、連絡したエジプト人スタッフは何も話してくれなかったのかよ。
MOTO 「バスのお湯が出ないんですよ」
日スタ 「え? お湯が出ない・・・?」
MOTO 「それで、エンジニアの方が来て作業していたのですが、5分待てと言ったまま、いなくなってしまったんです」
日スタ 「部屋で作業していたのですか」
MOTO 「いいえ、廊下です。もう、だいぶ前に作業は中止されてますが」
日スタ 「エンジニアに確認してから、また、電話をいたします」
え〜〜と、私がフロントに電話してから、彼らはなにをやっていたのだろうか? ムカ、ムカ、ムカ、ムカ・・・イラ、イラ、イラ、イラ・・・
ここはエジプトです。文化、習慣の違いもあります。分かってはいるのですが、腹を壊し、風邪をひき、昨日の夜は寝台列車でよく眠れなかったことで疲れもピーク、精神的に余裕が無かったのかもしれません、チョット切れ気味になってしまった。
数分後、また、電話をした。
MOTO 「すみませんが、私は凄く疲れているんですよ。直ぐになおすことができないのなら、部屋を変えてください」
日スタ 「はい、その方向で対処したいのですが、今日は満室でござまして、いましばらくお待ちください」
MOTO 「ほかでバスを貸してもらうとか、他のホテルに移るとか・・・」
日スタ 「他のホテルというのは、ないかと・・・」
MOTO 「とにかく、急いでいただけますか」
日スタ 「はい」
電話を切ってから、数分後、連絡が来た。
日スタ 「他の部屋が用意できました」とのこと。
大急ぎで荷物をまとめ、部屋を移動した。移動した部屋が・・・だだっ広い!
ジュニアスイートとのこと。こんな部屋は、日本でホテル見学して以来見たことがない。
MOTO 「速い対応、ありがとうございました」 あらら、皮肉を言ってしまった。
日スタ 「・・・・・・」
無視されましたw。
この日、就寝できたのは、午前1時でした。ちなみに、翌日はアレキサンドリア観光のため早出、午前5時起き。もう、クタクタです。(泣)
ホテル業界も再編が進んでいるらしいが、ヒル○ン・ホテルは、その質を保てているのだろうか。問題があったときの対応がこれでは情けない。
まあ、私の泣き言ですが、チェックインで長時間待たされ、問題があって部屋のチェンジするのにも時間がかかり、クレームに対して「ホテルを出て行くのか」とまで言って嘲笑してしまうホテルマンがいるとは・・・。もう、ヒル○ン・ホテルには泊まらないぞ! (てか、貧乏人には元々縁が無いホテルだけどねw)

080130 nile hilton s 1.jpg泊まった部屋は、リビングがあって、


080130 nile hilton s 2.jpgベッドは枕が3つ並ぶぐらいデカくて、


080130 nilehilton s 3.jpgキッチンまで付いていた。

広すぎて、落ち着きませんでした。(笑)
こういう部屋を普通に使っている人がいるわけですよね。
私のような貧乏人とは、世界観が違うのだろうなあ・・・。
この部屋に2泊しました。(結局、得したのだろうか? イヤイヤ、そんな訳はない!)

以上、愚痴が長くなってしまいました。失礼をば。


こちらもどうぞご覧ください。
(1)日程
(2)ギザ ハン・ハリーリ
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(4)ヌビア村 コム・オンボ エドフ エスナ
(5)ルクソール西岸
(6)ルクソール東岸 デンデラ
(7) メンフィス サッカラ ダハシュール アレキサンドリア
(8)エジプト考古学博物館 モハメド・アリ・モスク
(9)食べ物
(10)クルーズ船
(11)ナイル・エキスプレス
(12)ホテル
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エジプト旅行(11)ナイル・エキスプレス

ルクソールからギザまで、ナイル・エキスプレス(寝台特急列車)で移動しました。

080129 luxor station.jpg乗車したルクソール駅のホーム。
左に写っているホームですが、あちら側には出入口がありません。駅舎は、こちら側にしかないのです。そこで、私には大きな疑問がうかびます。
『どうやって、あちら側に行くのだろう』
というのは、向こう側に渡る跨線橋があるわけではなく、踏切りがあるわけでもない。ホームの端から端まで見てまわったのですが、それらしいものがありません。結局、答えが出ませんでした。乗車ホームがこちら側でよかったw。

『SLEEPING CAR』と書いてある列車が出発予定時間の21:40に入線、乗ろうとしたら、現地ガイドが「違う違う」と言って止められた。
ヒヤリとする。
ここで、また、疑問が。列車番号が書いてあるわけではない、掲示板があるわけでもない。あるのは、アラビア語のアナウンスだけ。
これは、一人できたら絶対に分からない。バックパッカーの人たちは、どうやっているのだろう?

乗車する列車が来るまで暇だったのでホームをウロウロ。日本とは違って、あちこちでタバコを吸う人たちがいる。私の足元にタバコを投げ捨てたおじさんがいた。あら、まだ火が付いてるぞ・・・。(ムカッ!)
おじさんが「ゴメン、ゴメン」と言って、謝ってくれた。このおじさんはホームに店を広げて、スナック菓子や飲み物を売っている人。隣のイスを指差して、座れという。「何も買わないよ」と言っても、いいから座れという。
おじさん 「どこから来た?」
MOTO 「日本です」
おじさん 「日本か・・・、これでも食え」と言って、ポテトチップスをくれた。
MOTO 「ありがとう!」 素直に嬉しい。
おじさん 「カイロへ行くのか?」
MOTO 「そうです。3日後に日本に帰ります」
おじさん 「フム、フム」と言って、ニコニコしながら肩を叩いてくれた。良い人じゃないか!
その場で、ポテチを食べた。美味しかったです、ハイ。
売店に熱いチャイ(紅茶)があったので飲むことに。夜は10℃以下になるので、冷えるのです。助かりました。
この間も、物売りが執拗に土産物を売りつけに来るが、無視し続けました(私も、だんだん人間が悪くなっていくなぁ・・・)。

080129 train.jpg40分遅れで電車が到着。現地では、予定とおりの時刻ですねw。

電化していないので、ディーゼル駆動車に牽引されます。車体が煤けているのもディーゼル車のためか?



080129 train room.jpg
コンパートメントは、2人用。画像にある座席の背の部分がたおれて、ベッドになります。
夕食と朝食が付いていました。食事はこの部屋まで運んでくれます。チップは、朝、ベッドをあげにきたとき1ドル渡しました。(チップのことも添乗員さんが教えてくれました。ツアーって凄いよ)
列車はさほど揺れなかったのですが、停車駅が多くて、よく眠れなかった。

080131 giza station 2.jpg翌朝、予定とおり(?)1時間弱遅れてギザに到着。
まあまあ、良い感じの列車でした。ただ、このSLEEPING CAR は、高いんですよね。飛行機と同じくらいの運賃らしい。1泊うかせるつもりで乗るなら良いかも。

080131 giza station 1.jpgギザ駅。


この旅行では、クルーズ船に3泊、寝台列車に1泊しました。
双方とも、面白い経験ができて楽しかった。



こちらもどうぞご覧ください。
(1)日程
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2008年02月12日

エジプト旅行(10)クルーズ船

エジプト国内の移動手段は、飛行機、鉄道、長距離バスが主なもの。
バスが安価ですが警備上の関係で移動に制約があります。鉄道も外国籍旅行者が利用できないものもあります。
観光者は飛行機を使うのが一般的なようです。

しかし、今回、観光コースを重視したのはもちろんですが、クルーズ船と寝台列車を使うツアーを探して選びました。
乗り物好きなんですw。

080126 ship.jpg画像の船は乗ったものではありませんが、同じような船に乗りました。
最下階(地下?)はレストラン。客室は1〜3階部分にあります。

080125 ship room.jpg私の船室は1階。窓の外は、すぐ近くに水面が。


080125 ship deck.jpg屋上には、サンデッキがあって、くつろげるようになっています。
夜は満点の星が見られました。
時間があると、ここで本(ガイドブック)を読んでいた。


080125 ship pool.jpgプールもあります。


080125 ship shop 1.jpg貴金属の店。


080125 ship shop 2.jpg売店には、土産物や画像のようなカラベーヤも売っています。


080125 ship buth.jpg初日の夜、チェックイン(乗船)したときに思ったよりも綺麗な船だったので、少し驚いた。なるほど、5つ星というだけのことはある。
だが、しかし、バスを使おうと思って湯を出したら・・・茶色い!
洗濯しようと思っていたのに・・・。
バスにはジャグジーが付いていたので、使ってみた。
茶色い湯が泡立っている浴槽につかり、気持ち良いのやら悪いのやら(笑)、複雑である。
初日の夜は、ベリーダンス・ショーがあった。グラマーなダンサーが来て踊ってくれました。

クルーズ船2日目。午前中に観光を終え船に戻りましたが、時間になっても出港しない。1時間過ぎたころロシア人のツアーが戻ってきた。遅刻したらしい。(日本人が遅れたら、どうなっていたのやら?)
1時間遅れで、午後にコム・オンボへ移動。
夜に下船して神殿を見ました。多くの船が同じような日程で動いています。ゆえに神殿は観光客で大混雑、大変でしたw。
この日、バスを使いましたが気にならないほどに茶色は消えていましたw。ただ、今度はお湯が出ない!
神殿から帰ってきた人たちが同じ時間にバスを使ったわけで・・・船の設備ですから仕方ないか。でも、水のシャワーですませたのが失敗、風邪をひいてしまった。(私って、馬鹿ですよね・泣)
夜は、カラベーヤ・パーティ。乗客がカラベーヤを着て遊びます。私は体調不良と、夕食が遅かったこと(出港の1時間遅れがひびいた)、翌日が早かった(5時半起きで観光)ので不参加。他の皆さんも疲れていたのか集まりが悪かったようです。

クルーズ船3日目。朝早くにエドフに到着。下船してホルス神殿を観光しました。
船に戻ると、船はエスナへ。エスナの水門を通過するのが大変らしい。上流域と下流域では8mの水位差があります。1度に水門を通過できるのは2隻。この順番待ちで、凄く時間かかる訳です。
この区間を航行しているクルーズ船は200隻以上あるそうですから・・・たしかに大変です。
080127 esna b.jpg画像は順番待ちをするためにエスナの船着場へ向かうクルーズ船。

エスナ水門を見ようと思っていたのですが、通過が深夜になってしまったために断念。通過時は爆酔してましたw。
この夜にあった、ダンスパーティも不参加。
この日のバスは透明なお湯が使えました。嬉しかった!

クルーズ船4日目。朝にルクソール到着、下船しました。

船に乗って移動するので楽だと思っていたのですが、その航行時間に行動が縛られてしまう難点がありました。エスナ着を急いだためにエドフの観光が早朝になってしまったり、他のツアー客が乗船時間を守らなかったために航行が遅れたりした。

乗務員はフレンドリーで親切でした。私は体調の関係で参加できませんでしたが、毎夜イベントがあって乗客を楽しませていました。
食事は最後の夜以外はバイキング。これも楽しめました。

やはり、エジプトに来たら、クルーズ船を楽しむべきです。
ナイル川を堪能できますよ。


こちらもどうぞご覧ください。
(1)日程
(2)ギザ ハン・ハリーリ
(3)アスワン アベ・シンベル
(4)ヌビア村 コム・オンボ エドフ エスナ
(5)ルクソール西岸
(6)ルクソール東岸 デンデラ
(7) メンフィス サッカラ ダハシュール アレキサンドリア
(8)エジプト考古学博物館 モハメド・アリ・モスク
(9)食べ物
(10)クルーズ船
(11)ナイル・エキスプレス
(12)ホテル
(13)小ネタです・その1
(14)小ネタです・その2


posted by MOTO at 03:08| Comment(0) | TrackBack(0) | エジプト旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする