<決勝> アメリカ 5−2 日本得点: Carli LLOYD(前半3分) Carli LLOYD(前半5分) Lauren HOLIDAY(前半14分) Carli LLOYD(前半16分) 大儀見(前半27分) オウンゴール(後半7分・日本の得点) Tobin HEATH(後半9分)
試合の経過を書きますと、
前半3分、アメリカのCKでグラウンダーのボールを入れられ、ダイレクトシュートを決められて失点。
前半5分、同じようにグラウンダーのFKを入れられ、ゴールに押し込まれて失点。
前半14分、アメリカのアーリークロスをクリアミス、ボレーシュートを決められて失点。
前半16分、日本のゴールキーパーのポジションが上がり過ぎていたのを見たアメリカの選手が超ロングシュート、ゴールを決められ失点。
この時点で、4失点。
前半27分、右サイドから内に切れ込んだ川澄がゴール前に入った大儀見にパス、上手くDFをかわしてゴール左にシュートを決めました。4−1。
後半7分、日本のFK、宮間がゴール前に放り込み、競り合う中でこぼれたボールはゴールの中に。オウンゴールで得点。4−2。
後半9分、アメリカのCK、逆サイドに流れたボールをゴール前に切り返され、ボレーシュートが決まって失点。5−2。
この後、点を取りに行く日本、手を抜かず攻めるアメリカ、という展開になります。
しかし、失点は免れましたが、アメリカの守備は厚く得点は出来ません。
5−2で試合終了。

アメリカが優勝しました。
日本が4失点から諦めず、5−2になっても最後まで良く戦ったと報道では言っていますね。たしかにそうなのでしょう。
私の感想は、完全に作戦負けの惨敗、アメリカのプランとおりになってしまった試合だったと。
アメリカは、試合開始から攻めてきました。日本に先手を打ちたいという作戦がありあり。
3分にCKをアメリカが取るのですが、これをグラウンダーで入れてきました。高さで勝るアメリカが予想外にも低いボールを入れてきたのに対して、日本の守備が対応できなかった。ワンツーマンで守っていましたが、低いボールが入ってきたところでコースを切りに行った選手とシュートブロックに行った選手がいませんでした。
これはミスです。しかし、この1点はアメリカのテクニカルなところを褒めるべきです。しかし、2失点目はいただけません。
同じようにFKをグラウンダーで入れられ失点してしまいます。これは痛恨のミスです。
試合が始まって5分で2失点。アメリカ相手では、ここで試合終了と言って良いかもしれません。
クリアミスとポジションミスから、3失点目、4失点目と取られました。、日本が慌てたところをつかれましたね。

前半のうちに、川澄の良いパスから1点返します。パスを回し、サイドから切れ込んでの得点は素晴らしかった。良い試合になりそうな気がしました。
しかし、前半のうちに2選手を交代しました。早いうちに手をうちたかったのでしょうが、これはどうだったのでしょうか。私にはベンチも焦っているように見えました。
川澄を下げて、菅澤を入れ、縦のボールを多くしてパワープレーの様相になりました。前半からです。アメリカ相手にパワープレーは厳しい。
その前にセンターバックを下げて中盤の選手を入れたのですが、守備体系がばらつきました。それに攻撃もプランがハッキリしなかったのではないでしょうか。
結局、FKからオウンゴールで2点目を取れましたが、それ以上は難しかった。
フィジカル、スピードで優位に立つアメリカに対して、さらに作戦負けしていたのでは、勝てません。
日本の選手には非常に難しい試合になってしまいましたね。
アメリカは、“ プランとおりに先制してたたみかけ、隙を突いて得点を重ね、やむをえない失点とオウンゴールで2点取られたけど、負けない試合運びをして快勝した ” というところでしょうか。
1年後にはオリンピックがあります。
タイトルを取るには、縦ポンサッカーは諦めて、クレバーなサッカーを取り戻したほうが良い気がします。どうでしょう?
澤穂希選手は、6度目のワールドカップでした。凄いですね。

これからも活躍、期待してます。
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