150131 sansaku rogo T.jpg散策しているような日常のなかで、素晴らしいものが見つけられたらうれしい。
そんなことを考えながらブログを書いています。

2016年12月10日

宇宙ゴミ除去実験 「こうのとり」打ち上げ

「こうのとり」6号機の打ち上げが成功しました。
『12月9日22時26分47秒、種子島宇宙センターから宇宙ステーション補給機「こうのとり」6号機を搭載したH-IIBロケット6号機を打ち上げました。ロケットは正常に飛行し、打ち上げから約15分11秒後に「こうのとり」6号機を正常に分離した事を確認しました。』との発表がJAXAからありました。

161210 space debris.jpg
(画像はBBCからお借りしました)

あまり報道されていませんが、このH-IIBロケット6号機で打ち上げられた「こうのとり」の補給ミッションのあとに宇宙ゴミ除去の実験を行うことになっています。
宇宙空間でアルミニウムとスチール製のワイヤー(700m)を広げて電流を流します。地球の磁場と電流の影響で力が働くという効果を実証する実験。この作用で宇宙ゴミのスピードを落として大気圏に落下させ、燃やしてしまうという技術です。

アメリカの調査によると、宇宙ゴミは、10cm以上のものが2万個以上。それ以下のものを合わせると1億個を超えると推定されているということです。
深刻にしたのは、2007年1月、Chinaにより衛星破壊実験が行われたこと。衛星をロケットで爆破、多数の破片が軌道上に広がってしまいました。意図的にデブリを拡散させたことは、各国から非難されました。
Chinaが汚したものを日本が掃除するのでしょうか?? まあ、そう単純なことではないのですが、なんだかいたたまれない図式に見えますね。

BBCに記事がありました。英文ですが、気になった方はご覧ください。
Japan tests innovative magnetic tether for slowing space junk (2016.12.9 BBC)

宇宙ゴミ問題を解決しなければ、宇宙開発の安全が確保できません。
宇宙ゴミが増え続けると、人工衛星に衝突して壊れてしまう事態が起きます。GPSが使用不能になる事故が頻発するかもしれません。有人飛行などは不可能になるでしょう。そういう状況は避けたいですよね。

実験が成功すると良いですね。







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2016年12月05日

安倍首相 パールハーバー訪問へ

161205 Pearl Harbour Memorial.jpg
安倍首相、真珠湾訪問へ=歴代初「未来に不戦の決意」−26日から、オバマ氏と慰霊
安倍晋三首相は5日、今月26、27両日の日程で米ハワイを訪れ、第2次世界大戦で日米開戦の舞台となったホノルル市の真珠湾を訪問すると発表した。日本の現職首相が真珠湾を訪れるのは初めて。オバマ米大統領とともに犠牲者を慰霊し、併せて最後となる首脳会談も行う。首相は「二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないという未来に向けた決意を示したい」と訪問の意義を訴えた。首相官邸で記者団に語った。
オバマ大統領は今年5月、現職の米大統領として初めて、米国が原子爆弾を投下した広島市を訪問している。旧日本海軍が奇襲攻撃を行った真珠湾を日本の首相が訪れることは、その返礼の意味合いがあるとみられる。首相とオバマ大統領は27日に奇襲攻撃で沈んだ戦艦アリゾナの記念館を訪問する方向だ。
首相は真珠湾訪問について「犠牲者の慰霊のための訪問だ」と説明し、「日米の和解の価値を発信する機会にもしたい」と表明。日米の戦後に終止符を打つとともに、同盟深化を内外にアピールする狙いを強調した。
昨年4月に米議会上下両院合同会議で戦後70年の節目を踏まえて演説したことにも触れ、「(それ以降)真珠湾を訪問することの意義、象徴性、和解の重要性について発信したいとずっと考えてきた」と説明。11月にペルーでオバマ大統領と立ち話した際、最終的に決まったと明かした。
首相はオバマ大統領との会談を「これまでの集大成」と位置付け、「この4年間、あらゆる面で日米関係を発展させ、アジア太平洋地域や世界の平和と繁栄のためともに汗を流してきた」と指摘。先の広島訪問に関し、「核なき世界に向けた大統領のメッセージは、今も多くの日本人の胸に刻まれている」とも述べた。
真珠湾攻撃は1941年12月8日(日本時間)に行われ、米側に多数の犠牲者が出た。今年は75周年の節目で、日本政府はオバマ大統領の広島訪問と並行して、水面下で米政府と調整していた。
(2016.12.5 時事)


訪問することは悪いことではないと思います。
「二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないという未来に向けた決意を示したい」ということならば、良いのではないでしょうか。

米国でも主要メディアが報道しています。

ちょっと気になるのは、広島とパールハーバーを並べて報道していること。
もちろん、戦争は避けなければならないことです。そのことを前提にしてではありますが、軍事基地を標的にした真珠湾攻撃と、子供を含めた一般市民の上に原子爆弾を投下した広島の大量虐殺とを並列させるのは違和感があります。
アメリカの正義ということなのでしょうが、日本人としては承服しかねますね。

それはともかく、戦後に米国が占領下の日本にしたこととか、未だに空域を占領しているとか、思うところはありますが、和解と平和への決意を改めて確認することに意義があると思います。
でも、米国はどのような反応をするのか、気がかりではありますが。






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ラベル:ニュース
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2016年12月04日

政府は東京電力を徹底して守るようです

福島原発事故の賠償に新電力も3兆円分共同負担へ 不利な状況続く事業者
経済産業省が東京電力ホールディングスの福島第1原発事故の賠償費用の約3兆円分を、電力自由化で参入した新電力と大手電力の共同負担とする方針であることが3日、分かった。代わりに大手電力は新電力の需要の約3割に相当する量を目安に、石炭火力や原子力などで発電した安価な電気を取引市場に開放する。価格競争による料金引き下げで賠償による消費者の負担を抑える。
経産省の有識者会議で週内にも決める。
経産省は福島第1原発事故の賠償費用はこれまでの想定の5・4兆円から約8兆円ほどに膨らむと想定。うち約3兆円を福島事故以前に事故に備えて積み立てておくべきだった“過去分”として原発のない沖縄を除いた幅広い消費者に負担を求める。大手と新電力の双方が負担する送電線の利用料に上乗せして回収する。新電力が費用を小売料金に転嫁すれば家庭の電気料金の押し上げ要因となる。
一方で、石炭火力や原子力などコストが低い電気を日本卸電力取引所に放出することを平成32年度をめどに義務づける。
大手は割安な電気を自社の小売部門に優先的に流し、取引所では石油火力などのコストの高い電気が中心になっている。新電力の中でも自前の発電所を持たない事業者は取引所で調達するしかなく、不利な状況が続いている。
2016.12.4 産経


一言でいうと、
「訳が分からん」


東電には恨みごとしかない私としては、納得できません。

色々考えると余計に腹が立つので、以上としておきます。






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ラベル:原発事故
posted by MOTO at 17:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言・2016 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月03日

紅葉 散歩も楽しい

161201 kaede.JPG


ちょっと足をのばして紅葉(もみじ)があるところまで行ってみました。

散歩も楽しいものです。

今週末は暖かいとのこと。

紅葉狩りは、いかがでしょうか。






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ラベル:散歩
posted by MOTO at 01:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言・2016 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月28日

シリア内戦 激戦地のアレッポ

アレッポ北東部で支配権失う=反体制派、窮地に−シリア
在英のシリア人権監視団は28日の声明で、シリア内戦の激戦地である北部アレッポでアサド政権側の攻勢が続き、反体制派はアレッポ東部の支配地域の北側一帯で支配権を失ったと明らかにした。
アレッポの反体制派地域からは26日以降、住民約1万人が政権側やクルド人勢力の支配地域に脱出した。住民と一体となって政権側に抵抗していた反体制派は急速に弱体化し、窮地に立たされている。
アレッポ北東部では28日、政権側部隊が新たに三つの地区を制圧。クルド人勢力も一部に進出し、反体制派から支配権を奪った。内戦では、トルコが支援する反体制派と、同国がテロ組織と見なすクルド人勢力が反目を深めており、結果的にアサド政権を利する展開となっている。
人権監視団は、政権側の作戦で「建物が破壊され、死傷者が出ている」と指摘している。
(2016.11.28 時事)

アサド政権軍の攻勢と書いてありますが、実質はロシア軍の苛烈な空爆があっての支配地域の奪還なのだそうです。ロシアの介入でシリアの状況が大きく変わろうとしているということなのでしょう。

シリアの内政に影響を与えていたアメリカが、ここにきて不作為。
国連もなぜか不作為の極み。

ISILと対峙していたクルドと反体制勢力の力が削がれてしまうのは、凄く残念なことのように思えるのですが、どうなのでしょうか。

161128 aleppo.jpg
(Al Jazeera から画像をお借りしました)

161128 aleppo city.jpg
(BBC から画像をお借りしました)

ひと昔前は、アレッポというと“石鹸”。
街には石鹸屋さんがあちこちにあって、店先には石鹸のブロックが積んでありました。アレッポの石鹸と言っても、いくつかの種類があって、高級品は店の奥に積んであった。
目方売りだったように記憶しています。
町並みも風情があった。

アレッポのニュースを見るたびに(日本の報道では詳しいことは伝えませんが、Al JazeeraやBBCなどでは連日報じられています)、そんなことを思い出しています。

平和が訪れることを祈らずにはいられません。







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ラベル:ニュース 中東
posted by MOTO at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言・2016 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする