エルサレムでは、路面電車(LRT)にお世話になりました。
駅近くのホテルに泊まっていたこともあって、旧市街に行くのに便利でした。
市場に行くのにも乗りました。
均一運賃になっているようでした。6NIS(約180円)。
初めて乗車したときのこと。駅に乗車券の自動販売機があるのですが、買い方が分からなくてオロオロしていたら、若い女性が声をかけてくれました。なんと優しいこと。
乗車してから乗車券を機械にとおして印字します。
私も印字すべく機械に乗車券を入れたのですが、バス内で様子を見ていた若い女性が機械から出てきた乗車券を取って、入れなおしてくれました。裏表を間違えていたようです。なんと優しいこと。
降りるとき、スイッチに触れてドアを開けます。
私、それが分からなくて、ドアが開かないのでオロオロしていたら、近くにいた若い女性が開けてくれました。なんと優しいこと。
逆に言えば、私って、迷惑な旅行者ですよね・・・。
<わらしべ長者?>
迷惑な旅行者な私、色々なところで現地の方にお世話になりました。
感謝の気持ちもあって、その都度、日本から持っていった「抹茶キットカット」を渡していました。口に合うかは分かりませんがww、日本的でしょ?

マサダのロープウェーに乗ったとき、腰をかけられるところがあって、そこに先に乗車していた若いカップルが腰掛けていました。
私を見て、その場所を譲ってくれました。
私は座らずに、私のすぐ後から乗ってきたご老人に座ってもらったのですが、感謝の気持ちで、若者に「抹茶は好きか?」と聞いて、渡しました。喜んでくれました、嬉しい。
で、その若者がバックからオレンジとりんごを出してくれるではありませんか。お返しです。ビックリしました。
3袋持っていったのですが、全てなくなりました・・・・・・どれだけお世話になってきたんだよww。
<団体さん>
ヨルダン、イスラエルともにツアーの方々をたくさん見ました。
ヨルダンで多かったのはチャイニーズ。
イスラエルで多かったのはアメリカ人。
(アメリカ人のツアー)
アメリカの人たちのようなキリスト教徒は聖地を巡っているわけです。真摯な感じが見て取れました。
ポイントポイントで祈っていた。ミサのようなこともしてました。
私のような観光目的とはちょっと様子が違ってた。ただ、観光したいので、“早く場所をあけてくれないかな”とは思っていましたけれどw。3〜5分程度で終わるので別に良いのですが。
でも1箇所だけ15分以上も大声でミサみたいなことをして場所を占領していた団体には首を傾げてしまった(韓国の人たちでした)。
チャイニーズについては・・・どこでも彼らは変わりませんね。これ以上は書きません。
<治安>
ヨルダンは非常に良かったです。危険を感じたことはありませんでした。
イスラエルのエルサレムも非常に良かった。
ただ、旧市街を歩いていると、検問所が彼方此方にある。どうしてここにと言う場所にもある。理由はあるのですが、ちょっと面倒でした。
パレスチナ地区(ベツレヘムしか行ってませんが)は、様子が少し違っていたかも。
街中で危険は感じなかったのですが、なんとなくピリピリしている。
警備している兵士の目つきが厳しいいんですよね。検問も厳しいし。
アメリカの大統領のこともあって、これから難しい状況になってしまうかもしれません。
平和裏に落ち着いてくれると良いですね。
<食事>
今回の旅行で泊まったホテルは、全て朝食付にしました。
朝にガッツリ食べて、昼夜は簡単に。
理由は、私には食べ物が合わないような予感があったから。
なんとなく、予感は当たったような気がします。(失礼をば)
食べ物はユダヤ教のカシュルートとか厳しい決まりがあるようです。
野菜、果物類は素晴らしく美味しかったです。オレンジ、トマトなどモリモリ食べましたww。
露店でザクロのジュースを飲んだのですが、丸ごと実を搾るので、皮の渋みが・・・・・・でも、美味しかったです。
<お土産>
マーケットを巡って分かったのですが、ナツメヤシが季節ものらしい。(追記:ナツメヤシの収穫は夏から秋にかけてするらしいです。売り子さんの説明を聞き間違えたかな?)
果実を買ってもよかったのですが、シロップにしました。
デーツシロップ。(ナツメヤシの黒蜜)
デーツシロップといっても色々と種類があったのですが、ラベルが全く読めないので分からないw。棚に一番多く積んであったものを買いました。値段もお手ごろでした(9.9NIS、約300円)。
美味しかったですよ。
あと、自分用にTシャツとか、オリーブオイルとかも買ってきました。
<最終日の計画>
移動が思いのほか大変でした。後から考えるに無茶な計画を組んでしまった。
パレスチナ地区とイスラエルの地区を行き来するのは、とっても時間がかかります。
最終日にイスラエルのマダバ、パレスチナのエリコに行ってからヨルダンのアンマンへ。夜の便でアンマンから成田へ向かいました。
時間に追われて、午後3時過ぎにイスラエル・ヨルダンの国境に着いたときには、ホッとしました。
ひとつでも移動手段にトラブルがあったら、帰りの飛行機に遅れていたかも・・・こういう計画を立ててはいけませんね。反省です。
<最後に>
なんとなく、エルサレムに行きにくいご時勢になりそうな気がしたので、今回の旅に出ました。航空チケットの関係(値段です)で、隣国のヨルダン・アンマンから入るコースにした。
ペトラ遺跡にも行くことができましたし、良い旅になったと思います。
計画していたときに、パレスチナ巡りもしようと思ったのですが、外務省のお達し(渡航情報)などを見てやめました。何かあったら、多方面に多大なるご迷惑をかけてしまうし、日本に帰れなくなるしね。
行くことができたベツレヘムでは、建ち並ぶ分離壁、商店街の寂れ方、住宅地区でのユダヤ地区との対比を見て、色々と考えさせられました。
最後に。
行ってみて、確信したことを。
ヨルダンの人も、イスラエルの人も、すごく優しい良い方々でした。
迷惑をかけまくりの旅行者としては、感謝、大感謝です。
以上、10回にわたって旅行のことを書かせていただきました。
最後まで見ていただいて、ありがとうございました。

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